HMFD(手足口病)の症状として

手足にできる湿疹の他に

口内炎があります。


口内炎が沢山できた場合、

それらが潰れて激痛を起こす


食事どころか、水を飲むことさえ

大変な痛みを伴います。



そこでまず痛み止めのシロップを与えてから

なんとか水分補給できるようにしようとしたのですが

かいぽんは、そのシロップさえ

痛みで飲むことができません。




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そこで座薬の痛み止めを使用しました。



月曜の朝いちで

かかりつけの小児科医に行きました。

そこでドクターに言われたのは

痛み止めを与えてから約1時間後が勝負

ということ。



この時間帯が

一番薬が効いていて

赤ちゃんが痛いのを感じにくいのだそう。



「とにかく脱水症状にだけはならないように

しっかり水分を与えなさい」


と言われました。



帰宅してから私は

かいぽんに座薬を与えてから

きっかし1時間後に水分を与えてみることにしました。

月曜の夕方には

泣いても涙さえ出なくなってきていました。

脱水症状すれすれなので

このままでは点滴になってしまいます。



でも脱水症状の赤ちゃんって

血管がぺしゃんこになって

針がなかなか入らないらしいです。

その為に何度も何度も針を

小さな手に刺さなくてはならない場合もあると聞き、

嫌だなーできれば点滴せずに済むように

なんとか水分を飲ませたいと思いました。



手足の赤い湿疹も

だんだんひどくなってきています。

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飲み物を変えたり、哺乳瓶を変えたり、

スプーンやスポイドを使ってみたり、

思いつく限りのことを

いろいろ試してみましたが、

しかしやはりなかなか飲んでくれません。



フォーミュラもだめ、

Pedialyte(乳児用のアイソトニック飲料)もだめ、

水で薄めたアップルジュースもだめ、

ただの水さえも、のけぞって嫌がります。



どうしたらいいんだろう?

痛み止め効いてないのかな?

途方にくれました。

朝からぶーちゃんも

出張でいないし。




医者に電話しても

とにかく水分を与えろの一点張り。


それができないから電話してるんですけどねむかっ




12時間以上ダイパーが濡れていなかったら

夜中だろうが何だろうが

点滴をしにくるように言われました。



かいぽんは

泣いても何も食べれない、何も飲めないと分かると

あきらめたのか

突然おもちゃで遊び始めました。

その遊び方がまた

いつもと違ってとても弱々しくて.....


まるで空腹を

まぎらわそうとしているかのようでした。





思わず上野動物園のゾウの花子

思い出しましたよ。

戦時中にもしも空襲で檻が壊れ、

脱走でもしたら危険という理由で

餓死させられたそうですが

えさがもらえると思って

死ぬまで檻の中で芸してたらしいですよね。



そんな小さな背中を見ていたら

かわいそうで、かわいそうで、

涙がぽろぽろこぼれました。



そしたらかいぽん

私のほおをつたう涙を

不思議そうにじーっと見るんですよね。


そしてまたおもちゃ遊びにかえって

また振り向いて

じーっと不思議そうに私の顔を見ます。


きょとんとした顔して。


こんな小さな赤ちゃんでも

おや?何だか母親の様子が違うぞ?!って

分かるんでしょうか。


その様子がなんだかおかしくて、笑ってしまいました。


どうにかして水分を与えないと。

何が一番、口内炎にしみないんだろう?


ネットでいろいろ検索して

必死になって調べまくって分かったのは

牛乳やフォーミュラ、ポタージュスープ、アイスなど
冷たくてミルキーな食感なものが一番痛くない


ということ。

いろいろ試した結果、

かいぽんは

ある飲み物を、あるボトルに入れて与えると

あまり痛がらずに

飲んでくれることを発見しました。


その黄金の組み合わせは

バニラ味の豆乳

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AVENTのシッピーカップへ以降する

準備段階のボトル

"1St Cup Trainer, 4+ Months"



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普通の哺乳瓶は

強く吸わないと出ないのに対し

このシッピーカップへの準備段階のボトルは

あまり強く吸わなくても出るのですね。

だから口内炎への刺激が少なくすむようです。



座薬を与えるのは4時間ごと。

座薬を与えてからきっかり1時間後に

この組み合わせで豆乳を飲ませてみたところ

なんとか、3-5oz 飲んでくれるようになったのです。



水分がとれるようになってから

かいぽんが少しずつ顔色がよくなっていきました。

(その3)へ続く。