今筋トレしてるんだの写真
髭ありとなしのオレどっちが好き?
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いやいや
こんなイケメンフォリナー見せたら
情報量過多でダチ引くよな…
つか久しぶりに
今写真みたけどやべー
くっそイケメンだよな
みんなに目隠しないバージョンを
堪能してもらいたい…
あー性格も顔も良しの彼に
この先の全運勢を使い果たしてもいいから
また結ばれたいって思うくらい
今もまだ好きだ…
やべ
話し脱線しましたが
その場は「写真なんかねーよ」とはぐらかし
「もう傷えぐるな」と話し中断
わいわいしゃべって飲んで
終電もあるので23時過ぎに解散
って流れになったんだが…
友達の1人が最後にトイレ入ったきり
15分以上戻ってこない…
ドア叩きまくって
何とか鍵開けてもらい中見ると
汚物はなさそうだったが
腰砕けてヘロヘロ
「おい、大丈夫かよ?」
とオレと友達が脇を抱えて
外に出すが…
「もう帰りまだ飲みたい」
と終電も近いのに
見当識障害ややあり
オレと友達はそいつを見て
負けた方が送ろうとなり
ジャンケンしてオレは勝利
最後の最後まで友達は
「こいつ送るからお前の元カノ最後に見せろ」
と悪絡みをしてきた
いつもなら軽くイナして終わるオレが
昨日は酒の力もあってか
仲良い友達に少しカミングアウトしたくなる
「実は彼女じゃないんだ」
「まあ、最近多くなってるやつ」
「今度詳しく話してぇな、オレも」
と勇気を出したつもりが歯切れ悪く応える
そんなオレに対して
その友達も空気を察してくれたのか
「OK!楽しみにしてるぜ」
とイケメン対応
そのまま
潰れたダチをタクシーに押し込み
最寄駅とは違う方向に消えていった
1人とぼとぼ歩きながら
元カレのことを思い出し
「オレ幸せになれんのかよ」
「あー1人しんどいわー」
とか夜道に誰もいないのをいいことに
独り言をぶつぶつ…
駅のホームに着き
ほぼ人がいない状況で
ぼっーと立っていると
隣に若くて小柄な男が来た
「こんな広いのに何でオレのとこ来る?」
「ここが出口付近に到着すんのか?」
と数秒ほど考えてみたが
酔っ払っててめんどくなり思考停止
電車がくるまで20分弱あり
「くっそさみぃぃぃ」
と酔いが醒めるほどの寒さに耐えてると…
唐突に隣の男の子から
「あの、めちゃくちゃタイプです!」
とでかめな声で言われる
視線をそっちに移すか迷ったが
恐る恐る隣に目を向けると
チラチラみている隣の男の子…
どうやら勘違いではなさそうなので
「えっと、オレのこと?」
って念のため聞くが
うんうんと頷くだけ
爆弾渡されて
どうするかはお前次第と
いきなり主導権を渡される
テンパりすぎて
「君かなり若いよな…歳いくつ?」
と普通に質問してしまった
(お互い同性愛者と暗黙の了解⁇)
「20歳です」
「大学生です」
と言われて驚愕…
いやいや
「一回り以上下やん」
とほんまもんの絶句
「おじさん3⭕️歳だよ?」
「お小遣い目当て?」
とストレートに尋ねるが…
「タイプだったから…」
とどうやら勇気をだして
まじで声をかけてくれた様子
オレは身長170後半あるんだが
彼は20センチは低いので
予想155センチ前後
彼は体もくそほっそいので
50キロあるかないかくらい
確かにオレは
それなりに恵まれた体格してるけど
一回り以上年上の男だぞ?
しかも元カレにフラれる前まで
抱かれるのはオレだろう
と無駄な覚悟決めてたおやじだぞ…
いろいろ試行錯誤してるうちに
電車がまもなく到着のアナウンスが…
何か言わなければと思い
「オレはどっちかっていうとウケなんだ」
「君もそうだろ?オレたち合わないな」
とやんわり断りを彼に伝える
彼の様子を見ながら
(オレは同性と未経験なのに決めつけごめん)
と思いつつ居心地の悪さに
耐えられなくなってくる…
そんなオレの恋愛経験0の牽制を物ともせず
彼は吹っ切れたご様子で
「それでもいいです」
「無理ならお兄ちゃんになってほしい」
と可愛くそして強く提案
彼の勢いに負けたのと
ハードルが急激に下がった気がして
「お兄ちゃんならいいか!」
と訳もわからずオレも合意🤝
インスタやLINEを交換したい
と言われたが
リア友としか交換しない
と丁寧に断りメルアドだけ交換
何か照れ臭かったので
電車到着間際に
オレはそそくさと歩き違う車両に乗り
事なきを得る
彼から今日の朝早速メール来てて
「料理が好きです」
「カラオケも好きです」
と来ており
「誘えよ兄ちゃん」って圧を感じる…
類は友を呼ぶって
ことなんかな…