弾導強化スキルについて ※MHW向け記事 | MHXデビュー初心者から見た、一般人向けのモンハン考察ブログ

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攻略サイトなどを参考にしても、使い勝手の悪いスキル構成などが少なくなかったため、普通の腕を持つ人にとって本当に意味のある情報を提供しようと考え、立ち上げたブログです。

 調べ物をしていたところ、属性ライトを薦める記事の中で、なぜか弾導強化の発動を薦める旨の記述がありました。

 結論からいえば、属性ライトに弾導強化は死にスキルです。それも含め、弾導強化スキルについて書いていこうと思います。

 

1.クリティカル距離と弾導強化

(1)クリティカル距離

 そもそも、弾導強化とは、いわゆるクリティカル距離(公式には「適正距離」)を伸ばすスキルです。「クリティカル」という表現を用いていますが、会心とは無関係です。

 通常弾や貫通弾などは、同じ部位に当てれば同じダメージが出るかというとそうではなく、発射してからの距離(正確には「時間」)に応じてダメージが変わります。たとえば、当たるか当たらないかギリギリの遠距離では威力が大幅に減衰します。また、貫通弾などは、至近距離から撃ってもあまりダメージが出ません。

 したがって、クリティカル距離で立ち回りながら射撃することが重要なわけです。

 

(2)弾導強化

 弾導強化スキルは、このクリティカル距離を伸ばすスキルです。

 具体的にどの程度伸びるのかは、ボウガン@wikiのボウガンの基礎知識というページにて紹介されていますが、それによれば、

  1. 通常弾:3~15.5歩  →0~21歩
  2. 貫通弾:11.5~26歩→4~29歩
  3. 散弾 :0~7.5歩 →0~9歩

 です。

 数字をみて頂ければ分かると思いますが、今作ではクリティカル距離を手前に伸ばすことができるようになり(その反面、遠方にはさほど伸びません)、特に貫通弾においては至近距離から撃ってもダメージを稼ぐことができます。

 通常弾は相当至近距離だったとしてもクリティカル距離になりますので、クリティカル距離が手前に伸びることの恩恵は大きくないですが、遠方には15.5歩が21歩に伸びるので、弾導強化スキルの恩恵は地味ながらもバカにできません。弾導強化がなければ、ある場合に比べて常に6歩近づきながら攻撃する必要があるわけで、被弾の可能性が高まるほか、(わざわざ距離を詰め直すことによる)手数の減少にもつながります。

 

2.弾種とクリティカル距離の関係

 クリティカル距離による恩恵が大きいのが、通常弾や貫通弾です。

 クリティカル距離で攻撃すれば大きなダメージを与えることができるのに対し、クリティカル距離外で攻撃すると与ダメが落ちます。したがって、これらの弾種で攻撃する際は、常にクリティカル距離で立ち回ることが要求されることになります。

 

 これに対し、クリティカル距離が設定されていない弾種もあります。その典型が拡散弾です。届きさえすれば、あとは固定ダメージで、近くても遠くても関係ありません。

 ちなみに、散弾は従来の作品ではクリティカル距離が設定されていなかったのですが(遠くから撃つと拡散するため当たらないだけ)、今作ではクリティカル距離が設定されています。特にクリティカル距離よりも遠くから撃った際の威力減衰が凄まじく、1とかしか入りません。

 

 では属性弾はどうかというと、調べても分からなかったので色々と試した結果、どうもクリティカル距離自体は設定されているように思います。

 そう考えた根拠の1つは、クリティカル距離内であることを示す◎マークがあること。

 もう1つの根拠は、比較的近い距離から撃った場合と、遠くから撃った場合とで、ダメージが違うこと(会心率は0%に設定=運要素なし)。おそらく、クリティカル距離外から撃ったことによる威力減衰なのでしょう。

 推論の域を出ていませんが、以上の次第で、属性弾にもクリティカル距離自体は設定されていると感じました。

 

 

3.弾導強化スキルの使いどころ

 以上の理解からすると、以下の結論が導かれます。

  1. クリティカル距離が設定されていない弾種(e.g.拡散弾)については、そもそも弾導強化は死にスキル
  2. クリティカル距離が設定されていても、物理ダメージ部分が非常に低い弾種(属性弾)についても、弾導強化は死にスキルに近い
  3. クリティカル距離が設定されていても、弾導強化により伸長されるクリティカル距離が微小な弾種(散弾)についても、やはり弾導強化は死にスキルに近い
  4. クリティカル距離が設定されており、物理ダメージ部分がメイン(orすべて)で、弾導強化により伸長されるクリティカル距離が長い弾種(通常弾・貫通弾)は、弾導強化の恩恵が大きい

 です。

 ①クリティカル距離の設定の有無、②クリティカル距離であることの重要性、③弾導強化の実効性の3点を考慮しているということです。

 1.は同義反復に近いので、2.以降を順に説明します。

 

(1)属性弾

 上記のとおり、属性弾にもクリティカル距離自体は設定されていると思いますが、そもそも物理ダメージ部分が非常に低いため、クリティカル距離による恩恵が小さいです。

 したがって、そもそもクリティカル距離を意識する必要がなく、弾導強化によってクリティカル距離を伸ばす意義も乏しいです。

 

(2)散弾

 今作では散弾にもクリティカル距離が設定されており、クリティカル距離外から撃つとほぼダメージが生じないので、属性弾とは異なり、クリティカル距離内で撃つことは非常に重要です。

 しかし、問題は弾導強化による効果の大きさでして、弾導強化があったとしても1.5歩分しか伸びません。無駄とはいいませんが、わざわざ弾導強化を発動させるくらいなら、別のスキルを検討した方がよいと思います。

 

(3)通常弾・貫通弾

 既述のとおりですが、貫通弾は手前にクリティカル距離が伸びる関係上、モンスターと近づいてしまった場合でも与ダメを落とさずに済む点が大きいです。従来の作品と異なり、遠方にはあまりクリティカル距離が伸びないので、注意して下さい。

 通常弾は、遠方に多少クリティカル距離が伸びる点が重要です。たかが6歩分ではあるのですが、通常弾で立ち回る際、この6歩分というのは地味に大きいので、私としては通常弾であっても弾導強化がある方が立ち回りやすいと思います。