狩猟笛を始めとして、モンスターの弱点部位に張り付いて攻撃する武器種の場合、弱点特効を発動させることが多いと思います。
さて、そこで生じる問題は、火力スキルとして、どのスキルを発動させるべきかです。
取り敢えず、爆鱗鼓バゼルライドで計算してみます。攻撃UP大の旋律を吹け、汎用性のある爆破属性であるため、担ぐ機会が多いでしょう。
この武器は、基礎攻撃力200、会心率-10%、青ゲージ(匠+1で白)というスペックです。
爪・護符あり、食事で攻撃大が発動している状態で、テオ(非怒り時)の頭部を左ぶんまわしで攻撃すると、どうなるでしょうか。
ダメージ計算のサイトで計算しましたが、40のダメージが出ます。これがベースとなる数字です。
では、各スキルを加味して計算してみましょう。
【攻撃】
Lv1:40.5
Lv2:41
Lv3:41.6
Lv4:42.5
Lv5:43.5
Lv6:43.5
Lv7:44.5
【渾身】
Lv1:41
Lv2:42
Lv3:43
【超会心】
Lv1:40.4
Lv2:41.2
Lv3:42
【匠】
Lv1:44
となります。
旋律などは無視しているので、同じスペックの他の武器を担いだ場合に参考になるでしょう。
見て分かると思いますが、渾身と超会心はどちらも大差がなく、攻撃UPでもLv4くらいまで発動させれば渾身や超会心に相当する火力が出せます。発動難易度に鑑みれば、攻撃Lv4でこれだけの火力が出るのは魅力です。
これには理由があって、今作のように基礎攻撃力が低めの段階では、会心率を上昇させたり会心ダメージを増やすより、攻撃力を上げる方が火力に直結するんです。
たとえば、基礎攻撃力が300の場合、会心率50%だと、300×(1.25×0.5+1×0.5)=337.5です。
これに対し、基礎攻撃力が200の場合、会心率50%だと、200×(1.25×0.5+1×0.5)=225です。
基礎攻撃力300のときは37.5増えるのに、200のときは25しか増えません。掛け算をするので、比率としては同じでも、被乗数(掛けられる数)が大きくなれば、積もそれだけ大きくなります。
したがって、基礎攻撃力が低い段階では、攻撃力を上げる方が、より火力が増大しやすいのです。特に、マルチの場合は達人の煙筒を炊く人も多く、会心率が頭打ちになりやすいため、なおのこと基礎攻撃力を上げる方がよいことになります。
ちなみに、無属性強化スキルは、単に与ダメを1.1倍にするのではなく、無属性武器の基礎攻撃力を1.1倍にするスキルですから、無属性武器を担ぐ際は最優先でつけるべきスキルです。
なお、超会心は、計算式中の1.25を最大で1.4にするスキルですが、やはりこれも基礎攻撃力が低いと効果が薄くなってしまうという難点があります。また、会心率が低いと効果が薄くなるため、会心率を上昇させるスキルと併せないと効果を発揮しづらいのも難点といえるでしょう。
匠について言及していませんでしたが、青ゲージ→白ゲージにすると攻撃力が1.1倍になりますから、与ダメが大きく増えます(純粋に1.1倍になっていないのは、計算過程で小数点切り捨てを行うためです。攻撃Lv5とLv6が同じダメージなのもそれが理由です)。
上記のとおり、基本的には被乗数である基礎攻撃力を上昇させる方がよいのですが、白ゲージによる補正が非常に大きい(会心率40%に相当)がゆえに、大きい効果が得られることになります。私が、白ゲージを匠で出した上で、剛刃研磨で維持しているのは、これが理由です。
白ゲージが出しやすい武器であれば、白ゲージを出すとよいでしょう。
以上から、私としては、基礎攻撃力の上昇や匠で白ゲージを出すことを優先する方を薦めます。
ただし、抜刀術【技】を発動させて抜刀溜め攻撃を繰り返す大剣のような場合、会心率がほぼ100%になりますから、超会心の恩恵を享受しやすくなるため、超会心を優先させてもよいと思います。
補論:旋律ありの場合
いまは、旋律なしを前提としましたが、狩猟笛で運用する場合についても、検証する価値はあるでしょう。攻撃大を重ねがけしたときの数値を検証します。
素のダメージは、54.2となります。
【攻撃】
Lv1:54.8
Lv2:55.2
Lv3:56.2
Lv4:56.8
Lv5:57.8
Lv6:58.3
Lv7:58.8
【渾身】
Lv1:55.5
Lv2:56.8
Lv3:58.1
【超会心】
Lv1:55
Lv2:56.8
Lv3:57
【匠】
Lv1:59.6
以上のように、旋律なしの場合と序列はあまり変わりません。