生存スキルのススメ ※MHXX向け記事 | MHXデビュー初心者から見た、一般人向けのモンハン考察ブログ

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攻略サイトなどを参考にしても、使い勝手の悪いスキル構成などが少なくなかったため、普通の腕を持つ人にとって本当に意味のある情報を提供しようと考え、立ち上げたブログです。

 巷では嫌われやすい生存スキルですが、キークエとかならともかく、超特殊許可や一部の獰猛化モンスターなどを狩猟する場合には、生存スキルを入れるのは、賢明な選択肢だと思います。

 火力スキル盛りまくって乙るくらいなら、多少の火力スキルを切って生存スキルを入れて乙らない方が良いに決まってます。大体、火力スキルなんて入れたところで、そんな劇的な差が出るわけではないですしね。たとえば、通常弾強化や貫通弾強化は効果が高いとかいわれますが、しょせん1.1倍ですよ。弱点特効は超強力といいますが、それでも1.125倍ですからね。火力を1.1倍にして被弾しまくったり乙るくらいなら、それ切って事故死を防ぐ方が良いです。それに、生存スキルがあれば、回復の回数が減り、結果として手数も増えますからね。生存スキルがなくとも普通に狩猟できるクエストであれば、生存スキルを入れる必要などありませんが、事故死の危険性が高い場合には、素直に生存スキルを入れる方が良いと思いますブレイヴヘビィの方々に何度クエスト失敗させられたことか

 この類の議論をすると、必ず「被弾前提の立ち回りはどうなのか」「被弾しなければ済む話」という意見が出ますが、じゃあ猫火事で戦えばいいんじゃないですかと思いますし、猫火事で戦うべきだという人なんて居ないんですよね。よほどの腕前でない限り、ある程度は被弾しますし、超特殊許可のようにクエストクリアが最優先のクエストであれば、生存スキルも視野に入れていいんじゃないですか、ということです。そうでないクエストで、立ち回りの練習などをすればいいのであって、超特殊許可クエストで立ち回りの練習とかされても困るよねという、至極普通の話です。

 

 では、具体的には、生存スキルとしてどのようなものがあるでしょうか。大別して、①状態異常無効系、②被ダメ軽減系、③回復効果上昇系、④その他、そして⑤①~④の複合スキルがあげられるでしょう。⑤の複合スキルは、一式装備で発動するようなスキルなので、追加で発動できるスキルではありませんが、クエスト次第では一式装備を担ぐのも手だと思います。

 以下で、簡単に説明していきますが、本稿の要点を示せば、以下の通りです。

 

  1. 毒耐性、麻痺無効、気絶確率半減、裂傷無効は優先度が高い
  2. ○○の心は、5スロで手軽に属性耐性を強化できる優秀なスキル
  3. キノコ大好きは、秘薬持ち込み数を実質的に増加させるため、即死級の攻撃を頻発する超特殊許可などでは重宝する
  4. 暑さ無効・南風の狩人は、溶岩島クエストでは特に有効。複合スキルである鋼殻の護り(クシャナX一式)は、最適解ともなりうる。

 

 

  • ①状態異常無効

・毒耐性

 常に発動させる必要はないと思いますが、発動させた方が良い場面がいくらかあります。

 (1)劇毒を使うモンスターの場合

 紫毒姫リオレイアや隻眼イャンガルルガですね。

 毒耐性をもってしても、劇毒を無効化することはできませんが、猛毒にまで落とすことはできます。劇毒と猛毒とでは全然違いますし、いずれのモンスターも尻尾を部位破壊すれば猛毒に落ちる=毒を無効化できる以上、意味のあるスキルです。

 

 (2)毒を広範囲にばらまくモンスターの場合

 オオナズチのことです。

 オオナズチの場合、毒ブレスをエリアのあちこちにばらまくため、普通に動き回るとすぐに毒に侵されます。乙に直結するほどの危険性はないですが、頻繁に毒に侵されるため、その都度回復すれば手数が落ちるという難点があります。そのため、どちらかというと火力スキルとしての意味合いの方が強いのですが、毒耐性は優先的に発動させるべきです。

 

 (3)リオレイア希少種の場合

 リオレイア希少種の場合、特に極悪なのが、サマーソルトです。気絶値が高く気絶にさせられやすいですし、火属性やられも重複することが多く、おまけに龍属性攻撃なので龍耐性が低い防具であることも相俟って、大ダメージ+洒落にならないスリップダメージを食らうことになります。毒を無効化できるだけでも、サマーソルト被弾による危険は低下できます

 難点は、意外と発動が厄介な点で、5スロスキルではないですし、お守りのスキルポイントも7が最高、おまけに防具単体で発動させることもできない(ゲリョスXRがSP9)ので、スキル負担は意外と重いです。

 

・麻痺無効

 特に危険な麻痺攻撃をしてくるのは、キリンと青電主ライゼクスですね。

 麻痺は回復アイテムなどで回復できませんから、完全に無防備となります。キリンもライゼクスも、攻撃値の高い攻撃を繰り出してきますから、麻痺を無効化することで生存率を上昇できます

 麻痺無効も毒耐性と同様、発動が案外厄介なのが難点ではあります。

 

・気絶無効/気絶確率半減

 白疾風ナルガクルガや青電主ライゼクス、ラージャンなど、気絶値の設定されている攻撃を連撃してくるようなモンスターが少なくありません。気絶はそれ自体危険ですが、気絶状態になるということはそれまでにダメージを連続で受けているということですから、体力が大幅に減少していることが多いわけで、なおのこと乙の危険性が非常に高いといえます。したがって、気絶値が高い攻撃を連発するようなモンスターであれば、これも優先度が高いと思います。

 ちなみに気絶確率半減というのは非常にミスリードな名前で、気絶の確率が半減するのではなく、気絶の蓄積値を半減させるものです。気絶耐性という方が分かりやすいですね。したがって、気絶確率半減だけでも、十分な効果を発揮します。気絶確率半減であれば5スロスキルですから、積極的に発動させていきたいところです。

 

・睡眠無効

 ホロロホルルやガノトトスの場合に有効といえるでしょうか。個人的には睡眠で危険な状態に陥ったことが余りないので、そこまで優先度は高いと感じません。

 上掲の状態異常と異なり、「大ダメージを与える睡眠攻撃」というのがないからでしょうね。

 

・裂傷無効

 特に白疾風ナルガクルガの場合に重要になるスキルです。

 セルレギオスの裂傷は、回避するのが結構簡単なんです。特に刃鱗飛ばしの場合は、着弾してすぐに回避動作に移れば、実は裂傷状態になりません(着弾後の複数の当たり判定を経て裂傷状態になるため)。

 これに対し、白疾風の裂傷はそのようなタイムラグはありません。しかも、確率でなる場合も含め、裂傷状態にさせる攻撃が非常に多いという問題があります。

 サシミウオを飲めばすぐに回復できるものの、白疾風の厄介な点は、裂傷状態になって回避動作ができないところに、さらに畳み掛けられて気絶に同時にさせられることも少なくない点です。白疾風のように間髪入れずに連撃してくる相手には、サシミウオを飲む時間さえ惜しいので、裂傷無効を発動させる方が良いでしょう。5スロスキルなので、発動も容易です。

 

・だるま無効

 大雪主ウルクススや銀嶺ガムートですね。

 消散剤さえあれば済む話なので、そこまで優先度は高くないですが、毎度解除するのは手間なので、発動させても良いスキルでしょう。

 

・属性やられ無効:各種属性やられ(火・水・雷・氷・龍)を無効化

 各種属性やられを防ぐことができますが、特に生存という見地からすれば、火属性やられと雷属性やられを防げるのが大きいですね。火属性やられはスリップダメージとなりますし、雷属性やられは、直ちに問題は生じないものの、気絶になりやすくなるため、危険です(逆に気絶を防ぐためだけであれば気絶無効で足ります)。

 なお、属性耐性が+25を超えれば、属性やられにはなりません。特定の属性やられだけ回避したい場合は、属性耐性を上げる方が良い場合も少なくないです。

 

・風圧【大】/【小】無効

 リオレイア希少種やクシャルダオラなどが典型ですが、風圧で拘束したところに攻撃を畳み掛けるモンスターも居ます。

 そこまで優先度は高くないですが、選択肢としては入れても良いでしょう。

 

・高級耳栓/耳栓

 私としては、耳栓は手数を落とさずに済む火力スキルだと思っていますが、咆哮後に高火力の突進攻撃をしてくる鏖魔ディアブロスの場合は生存に直結する必須スキルです。

 

 

②被ダメ軽減系

・精霊の加護:25%の確率で、被ダメを30%軽減する

 常に発動するわけではないので、安定はしませんが、いかなる攻撃にも適用されますし、5スロスキルなので、5スロスキルがつけられるという場合には、汎用性のある生存スキルだと思います。

 

・各種耐性

・ベルナの心:火耐性【小】+腹減り半減

・ココットの心:雷耐性【小】+精霊の気まぐれ

・ポッケの心:氷耐性【小】+まんぷく

・ユクモの心:水耐性【小】+ハニーハンター

・龍識船の心:龍耐性【小】+細菌研究家

 ミラバルカンの火属性攻撃、ミラツールや青電主の雷属性攻撃など、強力な属性攻撃を繰り出すモンスターが少なくありません。そういったモンスターには、防御力を上げるより、属性耐性を上昇させる方がダメージカットできます。

 また、属性耐性を+15にすると属性やられ【小】を無効化でき、+25にすると完全に無効化できます。

 属性耐性を上げるためには、属性耐性スキルを発動させるのも手ですが、○○の心という5スロスキルで簡単に属性耐性を+15できるのでお薦めです。

 

 

③回復効果上昇系

・キノコ大好き:マンドラゴラで秘薬の効果

 キノコ大好きスキルは、強走薬グレートが整わないうちはその代替として使えるというのもありますが、特に大きいのは秘薬です。超特殊許可のように一撃のダメージが洒落にならない場合、調合分を持ち込んでも秘薬の数が足りず、回復薬Gでは回復が追いつかないことがままあります。このため、キノコ大好きを発動させることで秘薬の持ち込み数を実質的に増やすのは、生存に直結します。

 

・体力回復量UP:体力回復アイテムの回復効果が1.25倍になる

 回復薬の回復量は30、回復薬Gの回復量は50ですが、このスキルにより、回復薬は38、回復薬Gは63回復することになります。微々たるようで、意外とバカにできない効果です。

 無理に発動させるほどのものでもないですが、追加で発動できるようであれば、火力スキルを切って発動させるのも手です。

 

・回復速度+2/+1:赤ゲージの回復速度が4倍/2倍になる

 獰猛化モンスターの攻撃は赤ゲージが多く残ることや、剣士だとモンスターの足踏みなど地味にイラつく小さいダメージが蓄積されやすいことなどを併せ考えると、回復薬の節約にもつながります。

 大ダメージを受けた場合に、棒立ちで赤ゲージ回復を待つ人も居ないでしょうが、回復の暇がない場合に、回復動作をするまでにある程度回復させることができたりするので、結構重宝すると思います。「思います」と書いているのは、このスキルを発動させてクエストに挑んだことがないからですが、活力剤はよく使っているので、ある程度恩恵を享受している次第です。

 ブレイヴスタイルでイナシを多用する場合、受けたダメージはすべて赤ゲージになりますから、赤ゲージを高速で回復できるなら事実上被ダメ0にできます。

 

・早食い+2/+1:肉系を食べる速度が1.8倍になりアイテムを飲んだ際の動作が1.7倍/肉系を食べる速度が1.7倍

 生存スキルとの関係で特に重要なのは、こんがり魚です。

 こんがり魚は、赤ゲージを即座に全回復できるため、場合によっては回復薬Gを上回る回復量となります。しかし、こんがり魚の最大の難点は、回復薬と異なり食べる動作のため、隙が非常に大きく、その間に追撃を食らう危険が高い点です。この危険性を低減できるため、早食い+1は、実は非常に有能な生存スキルです。

 このスキルの難点は、スキル発動が結構厳しい点です。SP10ついているお守りは存在せず、珠だと3スロ4というかなり重いスキルになっています。

 

 

④その他

・根性:体力が64以上残っている場合、それ以上の攻撃を受けても体力1で踏みとどまる(赤ゲージ消失)。1回発動すると効果が失われるが、乙ると再度効果が発生する。

 根性スキルも、非常に優秀な生存スキルです。お守りのSPも低く、5スロスキルでもないので、なかなか発動させづらいスキルではあるのですが、隻眼一式で発動するので(汎用装備:真・隻眼一式参照)、隻眼一式で揃えるというのは一つの選択肢です。

 ただ、猫飯でド根性が発動するので、そちらで発動させても良いかもしれません。

 

・暑さ無効/南風の狩人:暑さ・溶岩地形・炎まといによるダメージ無効化

 クーラードリンクが要らない/飲み直す必要がないというのも重要ですが、特に溶岩島のように、溶岩地形が多数存在する場合は、場所を気にする必要がないというのは大きいです。溶岩を避けて回避しようとしたらうまく避けきれず被弾…という経験をした人は、少なくないと思います。

 また、特に重要なのは、根性スキル/猫飯ド根性を活かしやすい点です。根性が発動しても、吹き飛ばされた場所が溶岩地形だったら、そのままスリップダメージで乙ります。しかし、暑さ無効や南風の狩人が発動していれば、取り敢えずスリップダメージで乙る事態は回避できます。

 なお、南風の狩人の場合、防御力もわずかながら上昇するだけでなく、攻撃力も上昇する(攻撃力【大】UP相当)ので、火力スキルでもあります。

 

 

⑤複合スキル南風の狩人+火耐性【大】+細菌研究家
・鋼殻の護り:

 ミラバルカン攻略法で触れたように、ミラバルカン対策の最適解ともいえる装備です。他にも、燼滅刃ディノバルドに対する最適解ともいえるでしょう。クシャナX一式で発動します。

 溶岩島でのクエストでは重宝しますし、溶岩島で戦うモンスターは火属性攻撃を繰り出すモンスターが多いので、効果が高いといえます。

 一式装備で、剣士は匠+2と納刀研磨が発動しますから、剣士の火力スキルとしても優秀です。これに対し、ガンナーの場合、連発数+1と弾薬節約です。連発数+1は、速射数が増えてかえって隙が多くなる危険があるため、下手したらマイナススキルです。

 

・状態耐性:毒耐性+麻痺無効+睡眠無効+気絶無効

 これら状態異常を無効/軽減することができます。ドラゴン一式で発動します。

 どれか単体の状態異常を防ぐためだけなら、オーバースペックですが、青電主など気絶も麻痺も両方危険というような場合には、選択肢に入ってくるでしょう。

 

 

※以下のスキルは、一応紹介はしますが、イマイチ使い勝手は良くないので、お薦めはしません。

 

・霞皮の護り:北風の狩人+風圧【大】無効+だるま無効

 オオナズチ装備一式で発動するスキルです。

 スキル的にクシャルダオラ対策を念頭に置いているのでしょうが、龍風圧は無効にできないことや、密林のクエストでは北風の狩人が死にスキルになる点、だるまにもならない点なども考えると、最適解とは言いづらいところです。毒状態にすれば風圧を完全に無効できますし、一式装備で耳栓も発動するので、それなりには有効なのですが。

 だるま無効を活かすという点から、大雪主や銀嶺に向いているといえるかもしれません。

 ただ、北風の狩人自体、南風の狩人に比べてそこまで劇的な効果がないので、微妙なところがあります。

 

・炎鱗の護り:毒耐性+盗み無効+自動マーキング

 カイザーX一式で発動するスキルです。オオナズチ対策の武器です。

 が、オオナズチのステルスは自動マーキングを無効化するのでほぼ死にスキルですし、盗み無効も、あるに越したことはないですが…という感じですね。

 

・グルメ:早食い+2&キノコ大好き&お肉大好き

 バンギスX一式やグルニャンX一式で発動します。ただ、火力スキルを余り盛れないので、余り薦められる装備ではありません。

 

・祝福:体力回復量UP&精霊の加護

 GルナZ一式で発動します。グルメと同様に、火力スキルが余り盛れないため、薦めづらいスキルです。