今日は本の紹介をします。タイトルは、「続 窓ぎわのとっとちゃん」です。この本の著者は黒柳徹子さんです。以前にもブログで「窓ぎわのとっとちゃん」を紹介しましたが、その続編です。ようやく図書館から借りて読めました。黒柳徹子さんは、小さいころ「お名前は?」と聞かれて、「てつこ」と上手に言えなくて「とっと」と言っていたそうです。この物語の主人公はそのとっとちゃんです。とっとちゃんは、おしゃべりが大好きで明るくて、好奇心がある女の子です。私はとっとちゃんとそのとっとちゃんのママの大ファンです。ママは、おだやかでいつも大きな心でとっとちゃんを見守って育てていて、できることなら一度会って話してみたいなというくらい素敵な人です。この続編では、戦前、そして戦時中のことが主に描かれています。東京に住んでいたとっとちゃん家族、パパが戦地に行き、子供と一緒に青森に疎開することにしました。その疎開先でママは子供を育てるために、生きていくために必死で働きます。この戦時中の物語は今も世界で戦争が行われていて、戦争とはどんなにおろかなのかを知ることができます。寒くて眠くておなかがすいて、そんな戦時中、そして戦後になっても食料は不足していて、今改めてこの時代がいかに恵まれているのか考えさせられました。後半には芸能界で活躍した黒柳徹子さんのことも描かれています。とてもいい本なので、おすすめします。続編なのでまずは、「窓ぎわのとっとちゃん」を読んでから読むとよりわかると思います。