今日はおすすめの本を紹介します。昨日読み終わったばかりの本で、タイトルは「ひかりのとこにいてね」です。
この本は二人の女の子が主人公で、それぞれの視点から交互に物語が展開されていきます。
この本を読んで思ったことは、人は生まれてくる家庭や環境を選べないということです。これは本の世界だけじゃなくて、現実の世界でもそうですよね。一つとして同じ家庭や環境はちがいます。人はそれぞれ考え方も生き方も個性も性格もちがうから、経済力もちがうし、そういった意味で恵まれた環境かどうかは生きていくうえでけっこう重要です。二人の主進行はそれぞれ全然ちがう家庭環境でした。でも、二人にしかわかりあえないことがあって、「この子だから話せる」「この子にしか話したくない」と、お互いがそれぞれそう思っていて、それぞれたりない所をうめあい、求め合い、必要とする関係でした。その関係はなんていうか友達ともちがう恋愛感情ともちがうような気が私にはしました。でも、どちらかというと、友情よりも愛情という関係かもしれませんん。でも恋愛感情という簡単な関係とはまたちがっていて、愛情って恋人にだけそそがれる感情ではないですよね。親が子供にいだく愛情、ペットにいだく愛情、そういった愛情にちかい関係なのかなって私は思いました。
愛されて育った子、そうではなかった子、どちらにも人格を形成するには重要なポイントだと思います。その子供にはどうしてもどうにもならない事情、親の都合で二人がある日突然会う事さえできなくなる、子供って無力でかわいそうだなって思いました。私にも子供のころがあったけど、こんな家庭環境で自分が生活していたらきっといつか自分がこわれていただろうなって思いました。
この本は、すごく勉強になりました。文章の書き方、構成のしかた、形容詞の使い方、そしてなにより心情の描写の繊細さ、そういうところに注目しました。
人の心の中って、きれいな部分だけじゃないですよね。嫉妬や、相手をちょっといやだなって思うことだってありますよね。そういう心の声をすべて声に出して言葉にしてしまったら、この世の中は大変ですよね。自分の心で思っていることと、言葉にすることはいつも同じとはかぎらないですよね。それは、これを言ったら相手がどう思うか考えたり、ケンカをさけたり、どうにか人間関係にひびがはいらないようにと考えるから、心の中の思いをすべて言葉にはしません。
二人の主人公の人間らしい心の変化がとても上手に描かれていました。
私はこの本を読み終わってから、この本の続きをちょっと考えてみました。私はおもしろかった本のラストの「その後」を考えるのがけっこう好きです。登場人物のその後はどうなったのか、気になって考えてしまいます。
この本は本屋大賞にノミネートされた本で私はあらすじも知らずに読み始めました。すごくおもしろかったので興味のある人はぜひ読んでみてください。本は好みがあるので、あんまりおもしろくないと思う人もいるかもしれません。でも、私はすごく続きが気になるという意味で面白かったです。ゴールデンウィーク、予定のない人、時間のある人は読書はいかがでしょうか。