今日はおすすめの本を紹介します。タイトルは「お探し物は図書室まで」です。私は、この先生の作品を全部読みました。本当に、いつもどの本も、日常のさりげない出来事の中からとても大切な事を気づかせてもらいます。この「お探し物は図書室まで」もそうです。いくつかのエピソードがあり、その中の一つをご紹介します。主人公は育児と仕事の両立で悩んでいる女性です。育児休暇を終え仕事復帰しても、思うような仕事ができず、仕事で大事な日にかぎって子供が熱をだし、保育園にお迎えに行かなくてはならなくなったり、追い詰められた主人公は「子供がいるせいで、思い通りに仕事ができない」とまでに思ってしまいます。そういう状況をある人は、「メリーゴーランドに乗っている状況ね。」と諭します。「メリーゴーランド」とは、どういう事かといえば、独身の人は、結婚している人をいいなと思い、結婚している人は子供のいる人をいいなと思う、そして子供のいる人は自分の時間がもてなくて独身の人をいいなと思う、つまりみんな誰かをうらやましく思いぐるぐるおいかけている状況ということです。でも、だれが一番幸せとか優劣はない。遊園地にはもっと色々な乗り物がある、メリーゴーランドから降りてみたらといわれます。主人公は、一冊の本を読み、その本から考え方を改めます。自分中心に考えていると、「自分ばかりが損をしている、家事も育児も自分ばかりがしなければいけない」と思いがちですが、角度を変えるとそうではないと気づきます。また、このエピソードの中で子供が生まれて来る事をこんな風に言っています。「出産はお母さんも全力で頑張るけれど、赤ちゃん自身も全力でこの世に誕生する。初めてふれる空気に驚き歓喜の産声をあげる。」ちょっと文章はちがうけど、そんなふうに言っています。出産、赤ちゃんの誕生ってすごいですよね。だからこそ、育児がどんなに大変でも頑張れるんだと思います。人間だから、母親も子供が早く寝てくれなければ、自分の時間が持てないとなげくこともあるかもしれません。でも、子供を育てるというのは、とてもすばらしいことです。今、育児と家事、仕事で悩んでいる人にはぜひこのエピソードを読んで欲しいなとおもいました。
私がすすめる本をどれだけの人が読んでくれるかはわかりません。本って、読む人のとらえ方で変わってきます。もしもすすめられた本を読んでも、自分にはあんまり響かなかったという人もいるかもしれません。でもこのブログでは、私の心の中にある感動を一人でも多くの人に伝えたいと思っています。時間のある人は、お茶でも飲みながらゆっくり本を読んでみてください。