名作レ・ミゼラブルのラストシーンで、ジャンバルジャンがコゼットに「おまえが今幸せなのは、おまえの母親が生前たくさん苦労したおかげなんだよ。」と諭す場面があります。レ・ミゼラブルを読んだ事のない人にはわからないかもしれませんが、主人公のジャンバルジャンは人にほどこし、人のためになる事をしました。そして、コゼットが幸せでいられるように、葛藤しながらもいつもコゼットの幸せを優先しコゼットのために生きました。そんなジャンバルジャンが「自分のおかげで」とは言わず、コゼットの母親の事を最後に伝えた場面に、心をうたれました。人は心のどこかで、誰かに認めてほしいとか、ほめてもらいたいとか思った理すると思うのです。けれど、ジャンバルジャンは「自分のおかげでコゼットが幸せだった。」とは決して、思ってなくそういう言い方もしませんでした。すごいなと尊敬します。この物語から、私はこう思いました。今私がつらいと思う事、苦しいと思う事、そして私の苦労は私の大切な人の幸せのためになるんだと。大切な人が幸せなら自分も幸せだと思います。だから、今の私の苦労はその大切な人の幸せのたねになっているのかなって。だとしたら、嬉しいです。

理想と現実って私の場合全然違います。いろんな本を読んでいつもいろんな感情になりいろんな感想を抱き、本から得るものは多いけど、こうなりたいと思っている理想の自分には私はなかなかなれません。もしかしたら、世の中の人のほとんどが、理想に近づきたいと頑張ってもなかなか理想に届かないと言う人が多いのかもしれません。いつもいつも、こうなりたいと思っても上手く生きていけない自分をどこかでだめだなって思ってしまうけど、それでも、本を読んで得た物から学ぶことは多い詩、いつかなりたい自分になれたらいいなと思っています。だから、ジャンバルジャンのように自分の信念を貫いた人は心から尊敬します。

外見とか内面とか人それぞれ理想とするものはあるけれど、私は内面をもっと磨きたいです。理想と現実はちがうけれど、いつか理想の自分になるためにちょっとでもやれることは頑張ってみようかな。