”まだラゲブリオ?” | 森の里草

森の里草

森の里から日々思ったことを書きます。

 

まだあの赤いでかいカプセルを処方している医者がいるのですね。

情報弱者の医者か、儲けを気にしている医者か?

 

イギリスで2021年から2022年に行われたPANORAMIC試験は「ラゲブリオ:モルヌピラビル」の予防投与がコロナ感染による重症化や死亡を抑制できるのかを見るための臨床研究です。誰でも無料でこの研究結果を見ることが可能です。LANCETという医学雑誌に掲載されました。


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9779781/pdf/main.pdf


対象は50歳以上又は併存疾患のある18歳以上で、5日以内に始まったCOVID-19の症状が継続しており、7日以内にPCR又は迅速抗原検査が陽性の患者さんです。25000人の患者さんを評価しています。
ラゲブリオ投与群と通常治療群を比較して追跡し、死亡率や重症化率を評価しています。
主要評価項目は「無作為化後28日以内のすべての原因による入院及び/又は死亡」です。

推定有益性には2群間(ラゲブリオ投与群 VS 通常治療群)に差がなかったとしています。
つまりラゲブリオの投与が重症化を予防するというエビデンスを証明できなった

と結論づけられています。