今から7年前、私は初めて近所のイオンのペットショップに行きました。
これまでは、ワンコしか経験がなかった私
当時、実家の倉庫に、わんこが居たのですが、どこから入ったのか、この2階で母猫が子供を産み落しました。その後、少しして、母猫が帰って来ず、子猫が1匹だけ残されました。
番犬の役割をしてたわんこが怖かったのか、理由は今となってはわからないけど、結果的に育児放棄になってしまった。
そこで、ここで死なれても困ると、オヤジがご飯をあげるようになりましてね。
私も協力して、子猫の成長を見守ってるのが楽しくてたまらなかった。
倉庫の1階にいたわんこは高齢で、かたや子猫は生まれて1ヶ月にも満たない年齢。
ご飯を食べに1階に降りてきた時は、最初はわんこに吠えられて怖がったけど、次第に慣れてきて、昼間でも1階にくるようになった。
大きくなるにつれて、本当、活発でヤンチャに育ち、近所の野良ネコたちとケンカまでするくらいになりましてね。
ある日、そのケンカで負傷し、病院へ連れて行きましてん。
その時に、傷口から感染してることがわかり、ご飯の種類など、細かに指導を受けました。
そして、この子を長生きさせたかったら、家中で飼いなさいと、ドクターに言われ…
そして我が家の息子となり、今ではベッタリ甘えたで、私にはなくてはならない存在となっています
車に乗せて、当時の会社の事務所に連れてきたこともあったな
7年前は、なんせ猫を飼うのは人生初めてのこと。
何を用意すべきかも分からずに、思いついたペットショップがイオンのペットショップ。
初めて行った時、ガラスケージに白い大きめの、もふもふわんこが居ましてね。
他の子犬と比べて圧倒的にでかい、白いわんこだったので、大きい犬種の子供なんだろうなと、思ってたんです。
私はというと、猫を飼うのはとにかく初めてで、目の前の猫のことしか考えられかった時。
1週間後に猫のご飯を買いに再度出向いてからは、近所のスーパーにも種類が豊富にあることなどがわかって、以降はイオンに出向かなくなりました。
この白いもふもふわんこも、誰か優しい人と出会えたらいいな〜なんて思ったことを覚えています。
先日、いつもの時間より寝坊したことと、雨の時間を避ける目的もあり、朝ランの出発が45分遅れましてね
いつものコースを選んで走っても、タイムが伸びず、體もなぜか重い…
ぼちぼち疲労溜まってるんかな〜なんて思いながら歩く箇所に差し掛かった時、50mほど先にわんこのお散歩で、初めて見るおばさまとわんこがいらっしゃってね。
そのわんこは、じーっと私を見て止まってたんです。
わんこにじーっと見つめられるのは、ランニング中に、たまにあることなんです
私はわんこに駆け寄り、おばさまとも立ち話。
話を聞いてると、今は帯広にいる娘が、母親が寂しくならないようにと、また生まれて10ヶ月で殺処分間近だろうと、近所のペットショップで白い柴犬を買ってきたとのこと。
時期的にも、場所的にも、どうも私がイオンで見た白いもふもふの子犬であることがわかりましてね〜
あの時の子、生きてたよ〜よかったな〜
しっかり命を繋いでくれてたんやな〜
優しいお母さん(おばさま)に出会えて、可愛がってもらって、よかったな〜
って、思わずうるうるでした
名前は、『蛍ちゃん』(女の子)。
優しいご家族につけてもらったそうです。
お母さんによると、蛍ちゃんは感情表現をしないのか苦手なのか…尻尾をあまり振らないそう。
ひょっとしたら、10ヶ月居たペットショップでなんかあったんかもね〜なんて話してました。
たくさんもふもふして、グローブは蛍ちゃんの毛だらけ
こんな近所で、命を繋いでたんやな〜って、カンドーでした。
お母さんも、当日はいつのもコースではなく、蛍ちゃんの氣の向くままに、長距離、長時間の散歩やったそう。
ほんと、出会いは奇なり。
こんなこともあるんやな〜
ランニングのタイミングが合えば、また出会えるね〜
うるうる、ほっこりした、再会と立ち話でした