死ぬ前に何を遺せるか | 【奈良県 葛城・橿原・大和高田】もう悩まない!丈夫な子どもの体と心を育てる愛情ごはん7つのシンプルメソッド

【奈良県 葛城・橿原・大和高田】もう悩まない!丈夫な子どもの体と心を育てる愛情ごはん7つのシンプルメソッド

子どもの好き嫌い、早食い、キレやすい、落ち着きがない、
アレルギーやママの料理が苦手、メニューのマンネリ、
時間がないなどのお悩みを分かりやすくサポートします。

「おみそ汁は
作れるようになっときいね。
それさえできりゃ
何とか生きていけるけん。」
 
 
 
 
この言葉をむすめに言い残して
33歳でこの世を去った
ちえさん。
 
もしも生きていれば…
私と同じ46歳のちえさん。
 
私と同じ乳がんだった
ちえさん。
 
 
 
 
 
 
 
5歳になったむすめ、はなちゃんに
 
「私が死んだあと、
おみそ汁を作れるように」と、
 
亡くなる前に
おみそ汁の作り方を教える。
 
 
 
 
大人から見た5歳はまだまだ子ども。
 
って思うけど
もう十分に理解できて、
自分で作る力があるのよね。
 
 
 
子どもの生きる力はすばらしい。
 
 
 
 
 
たくさんある料理の中で
ちえさんは
“ハンバーグ”や“カレー”などの
子どもが好むメニューではなくて
“おみそ汁”を選んでいます。
 
 
 
地味で
隅っこに追いやられて
 
下手すると
食卓に上がってこないメニュー。
 
 
 
 
 
 
 
でもそんな“おみそ汁”に
いろんな思いがあったと思います。
 
(わたしの勝手な想像だけど)
 
 
 
“おみそ汁一品で
季節を感じることができるよ。”
 
“おみそ汁のいい香りが
ホッと安心できるよね。”
 
“おみそ汁を飲むと元気が出るよ。”
 
“たくさんのおかずがなくても
みそ汁だけで大丈夫だよ。”
 
“おみそ汁をお父さんに
毎日作ってあげてほしいな。”
 
 
 
 
 
“おみそ汁を作って
お母さんのことを
思い出してね。”
 
 
 
死ぬことが
目の前に近づいてきていると
感じているちえさんは
はなちゃんに
何が遺せるかを考えて。
 
 
 
 
 
 
 
たかが、おみそ汁一杯。
 
だけれどホッと安心できる一品。
 
 
 
 
 
 
 
大人になっても
お母さんのことを思い出す。
 
 
ホッと安心できる
帰れる食があるって
いいよね。
 
 
 
今日も読んでいただき
ありがとうございました。
 
森川恵美