もやもやっとした読後感。

百田尚樹著「モンスター」

確かに見た目は、大事なんだろうな。
いろんなことで得するし、
と感じることも多い。

しかし、自分が歳を重ねてくるとそうとも言えない気もする。見た目といっても、外見そのものではなく、仕草や佇まいも含めたものなのだろう。

それにしても、この本を読んでいると男性の品性にがっかりさせられるやら、単純さにびっくりさせられるやら。勉強になりました!

かっこよかったのは、崎村。
初めてあった醜い和子を見て、キチンと会話をかわす。母ににてる。故郷にかえれ。美しくなっていく和子にかかわり、みまもり結婚を申し込む男。こんなに自分のことをおもってくれる人の気持ちに応えられない悲しさ。英介より絶対素敵なのに。

しかし好きだった男を狂わせるほど夢中にさせた和子、ちょっと羨ましかった。