華やかなショービジネスの話かと思ったら
思いっきりのラブストーリー、それも男同士の。
1950年~70年にかけてラスベガスのショーでなどで活躍したリベラーチェを描いた
映画 「恋するリベラーチェ」
マイケル・ダグラスがリベラーチェを演じているのだが、全然気づかなかった。
男臭い雰囲気はみじんもなく中性的なおじさんになりきっていた。
そして、愛人スコットを演じるマット・デイモン。知的なイメージのある彼。
そんな彼が、田舎くさい兄ちゃんからだんだんと変わっていく姿がまたスゴイ。
二人のキスや絡みには、びっくり。
こんなすごい俳優さんたちが、こうした役をやるなんて。
何の前情報も入ってなかったので、あまりにも現実からかけ離れてて最初はコメディなのかな?なんて思いながら見てたんだけど、後半、スコットがリベラーチェに捨てられるのではないかと焦り、薬におぼれていくところなど、切ない切ない。男同士なのに、何か純粋さを余計に感じさせられるのはなんだろう。
男同士だからか?
最後は、リベラーチェの葬儀はなのだが、
見てるものを優しい気持ちにさせてくれる。
観終わった後に、ひとりで小さく拍手させてもらった。