平成の時代が遠い     | まちづくりの将来

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私たちが生きている地域社会を見つめ、これからのあり方を考えるブログにしたい。

ここ数日、地域開発制度に関する会議録ことを探している。

東京都内のシンクタンクが発行したもの。

片面印刷のA4判で138頁。

背表紙は黒いテープで止め、穴を開け黒ひもで結んでいる。

国土交通省前身の国土庁の予算で行われたもので、全国総合開発計画策定の実態を協議したもの。

35年前の資料である。

 

 

名簿はないが、発言者がわかるようになっている。

私の名前がその中にある。

この会議の内容のほとんどは忘れたが、メンバーの一人と各回の会議終了後に喫茶店で感想を確認し合ったことを覚えている。

 

 

これまで35年間、廃棄せずに持っていた。

甲府、宇都宮、弘前、佐世保と移動したのに。

もう一回、戦後の国土計画を考えてみたい。

そう思って、この資料を開いている。

 

 

あらためて、この資料の位置づけを確認しておきたい。

そう思って、その会議事務局の人を探している。

私より2歳ほど上のエリート官僚である。

その所在がわからない。

 

 

彼がある私立大学の経済学の先生になったことは知っていた。

定年退職されて、その大学の非常勤講師をされていたことまでわかった。

だが、それ以上はわからない。

個人情報なので教えられないということだった。

 

 

彼がいたシンクタンクはもっとわからない。

研究内容に関心はないし、そんな資料のことを調べることもしない。

私がそう思い込んでいる。

 

 

平成元年。

昭和の最後の年に行われた半年の会議。

私が40歳の頃。

 

 

もう大昔のことだという気分が伝わってきている。

昭和や平成のこと。

「遠くなっている」ということだろう。

平成の時代は遠いのだ。

 

 

この資料に関心があると思われる別のシンクタンク。

そのアーカイブスの担当者にお願いしている。

この資料の意味を教えてほしい。

 

 

明日には、会議事務局の人の自宅にファックスを送る。

私に連絡がほしいことを。

お元気であれば、この会議録を深めることを一緒にしてみたい。

そんな思いである。

それにしても平成元年は遠い昔ということか。