高木鉦作先生を語り会いたい | まちづくりの将来

まちづくりの将来

私たちが生きている地域社会を見つめ、これからのあり方を考えるブログにしたい。

高木鉦作先生の『町内会廃止と「新生活協同体の結成」への評価は高い。

東京市政調査会が編集し、東京大学出版会の図書である。

1084頁の15,000円の本。

2005年12月に世に出た。

すでに絶版である。

 

 

出版から19年も経って、私はその図書を読もうとしている。

それも出版図書ではなく、そのもとになった論文である。

1986年12月から1994年3月までの7年3カ月の年月に出された大学紀要論文を読むことにしている。

5月11日と14日の私のブログに書いた。

 

 

5月11日、5月14日に國學院大學図書館でそのコピーを試みた。

22論文。

それでもそのすべてをコピーできていない。

まだ、半分に過ぎない。

 

 

高木先生の愛弟子が信州大学教員をしている。

彼に電話を入れた。

さすがに、私の試みをすぐに理解してくれた。

 

 

そして、高木先生が大学紀要論文に書いたものと、東京市政調査会編集の本は同一のものか。

図書は高木先生が亡くなって5年後に出版されている。

しかも出版されたときに、國學院大學法学部資料室は出版を知らなかった。

これは私の記憶である。

 

 

論文は当時、東京市政調査会常務理事、その後に理事長をされた田邊定義氏から関係資料を閲読させてもらったとある。

当時、酒席でそんな余談を高木先生から直接聞いていた。

 

 

気になっていたことは論文の表題に「資料」と記されていること。

紀要論文の他の先生とは違って、2段組みで作成されている。

先生の文体はわかりやすく正確をモットーにされていた。

論文というよりは「資料」紹介であり、先生は解説を書かれていたのではないか。

 

 

そんなことを信州大学教員に電話で話した。

彼はこの論文と図書の関係を気にしていた。

できれば、この本を語り会う機会を持ちたい。

そんな私の提案に乗ってくれた。

 

 

この本に限らず、高木鉦作先生のことをもっと理解することが必要ではないか。

東京で会うか、松本で会うか。

今はお互いに動かないで語り合える。

リモートで語り合うことにになった。

そう遠くない時期に実現できる。