旅客機炎上の映像。
赤い炎が機体をおおっている。
テレビの枠の中で燃えている。
民放のライブ映像。
何が起きたのか。
18時にテレビをつけた。
ニュースを見るつもりだった。
平和な気分だった。
何が起きたのか。
羽田空港で航空機が衝突した。
滑走路上で海上保安庁の輸送機とJAL旅客機。
地震災害の被災地に向かう輸送機。
札幌から羽田に着いた火の玉が走っている画像が繰り返された。
チャンネルを回した。
NHKは災害報道の枠のなかに旅客機炎上の画像があった。
他の局は正月番組。
どの局かわからないが、最初に見たのは民放。
旅客機炎上は事実なのだ。
旅客の安全情報が最初にきた。
乗員乗客全員無事。
輸送機は被災地に向かうものだった。
6人の乗員の5人が死亡。
22時の段階では、旅客機乗客のうち少なくとも17人がけがという。
キャビンアテンダントの乗客への安全指示。
いつもの儀式のように行われていること。
それが効いた。
あの火の玉のなかで死者が出ていない。
奇跡のような現実だ。
事故。
原因は明らかになっていない。
輸送機か、旅客機か、管制か。
それとも他の何か。
1月2日という移動の繁忙期。
都会に帰る人の波。
移動条件の正常化。
政府の担当者は記者会見でそれを強調した。
1月6日には私の家族4人が羽田空港から福岡空港にやってくる。
母の一周忌の法事のためだ。
2人ずつ別便で動く。
何も起こらないことを祈る。
2024年は災害で明けた。
悪いことはそう続くものではない。