2時間ほど仮眠していると部屋の電話が鳴った。

 

どう話せばいいのだろうと緊張しながら「Hello」と答えると、相手も訛った英語で観光の予約時間が変更になったことを伝えてきた。

 

ホテルにチェックインしたときに午後1時からのツアーを予約していたが、1時間早まったとのこと。

 

急いで旅行の準備をしてロビーに向かい、昼食にサンドウィッチとコーヒーを頼んだ。

 

ツアーの車が迎えに来て、いよいよ出発。

 

今回のツアーはバンコクの観光地を2か所巡るプラン。

 

最初の目的地は「ワット・ポー」、金の仏像で有名な寺院だ。

 

別名「ねはん像」とも呼ばれるこの仏像は、横たわっている姿が特徴的。

 

寺に入ると、まず巨大な仏像の足の裏が目に入った。

 

そこにはたくさんの細かな絵が描かれていて驚かされたが、何よりもその豪華さに圧倒された。

 

次に訪れたのはタイのジュエリー工場。

 

工場内にはダイヤやサファイアなどが展示され、店員から「買ってくれ」との猛攻撃を受けるが、特に購入予定はなかったので、早めに店を出た。

 

ツアーが予定より早く終わったので、添乗員と話をしていると次の旅先であるベトナムの話になった。

 

ベトナムのビザを取る予定だと伝えると、添乗員がもっと安く手配できると言ってきた。

 

午前中にお願いした店を断り、彼女にお願いすることにした。

 

ところが、結果的にビザ代が2,800バーツから3,200バーツ(約9,600円)に上がってしまった。

 

それでもベトナムまでの航空券7,800バーツ(約23,400円)も含めて手配し、合計で11,000バーツ(約33,000円)を支払った。

 

ビザが出来上がるのは3日後の2月28日。

 

それまでの間、バンコクに滞在することになった。

 

これからの数日間、バンコクでどんな新しい体験が待っているのか楽しみだ。