1998年2月14日(土)雨~曇り 日本

 

徹夜で旅の荷造りをして、朝5時半に自宅をでた。

 

昨夜からの雨は上がったものの、天気は曇り。

 

タクシーを拾って駅へと向かう。

 

6時発の福岡行きのバスに乗り込み、徹夜が効いたのか、福岡につくまでの2時間、ぐっすりと寝てしまった。

 

福岡国際空港に到着し、2時間後、定刻通り飛行機に乗り込んだ。

 

しかし、天気のためかなかなか飛行機は動き出さない。

 

結局50分遅れの午後0時50分、飛行機が離陸した。

 

今回の旅行の飛行機は、タイ航空。

 

機内では、ウーロン茶2杯、ワイン2杯、あと、コーヒーと紅茶をそれぞれ1杯ずつ頂いた。

 

中華麺の上に赤ピーマンと人参が入った牛肉炒め中華風、ハムとレタス、そして日本そばとロールパン。

 

デザートはチョコレートケーキ。

 

映画は、ホームアローン3の字幕なしの映画だった。

 

機内は冷房が効きすぎていた。

 

なぜが少し熱っぽい。風邪をひいたのだろうか。それともワインのせいか?

 

5時間の飛行でタイに到着した。

 

イタリアまでのトランジットまで時間があったが、タイの繁華街に出てみることにした。

 

タイの空港で3000円を両替し、1058バーツとなって戻ってきた。

 

空港を出ると、すごく蒸し暑い。

 

日本を出たときに着ていたTシャツにカッターシャツ、カーディガンではとても暑さに耐えきれない。

 

ジーパンを脱ぎたかったが、さすがに替えを持っていなかった。

 

空港を出て、徒歩で駅へと向かう。

 

しかし、駅に着くと汽車が来る気配もなく、切符も売り出されていない。

 

オンライン化されていないので、時刻表も分からない。

 

不安を抱きながらも、ようやく切符売り場が開き、切符を買って10分後に汽車に乗り込んだ。

 

汽車が途中の駅に停車すると、14~15歳くらいの少女がバケツの中に水とストロー、そして氷を入れて売りに来た。

 

窓の外では、老婆がパンのようなものを売っている。

 

汽車の中から見るタイはすごく印象的だった。

 

たくさんの野良犬。上半身裸の子供たち。凧を揚げている大人。タバコを吸っている少女。

 

日本と比べるとすごく貧しく見えるが、その顔に暗さはない。

 

逆に、真の子供らしさを感じる。

 

(続く)