2012年3月下旬、

 

母は、入院しました。 

抗がん剤治療のためです。

 

テモゾロミド(テモダール)を、

6週間服薬し4週間休薬との

説明を受けました。

 

一緒に処方されたお薬は、

 

・ナゼア(制吐剤) 

テモダールの30分前に服用。

 

バクタ(予防的に出される抗菌剤)

 

でした。

 

 

その他、以前から飲み続けていた、

デパケンとプレドニゾロンは継続。

 

このテモダールカプセルですが、

とても大きくて飲みにくいのですえーん

母はとても苦労していました。

 

試しに、院内の売店で買った

服薬ゼリーを使ってみたら、

「何とか飲める」

という事だったので、

病室の冷蔵庫に常備しておきました。

 

ぶどう味、いちご味、チョコ味が

ありましたが、

母はチョコが好きでしたニヤニヤ

 

服用からしばらくは、

副作用無く過ごしていましたが、

3日目あたりから吐き気が

出てきた記憶があります。

 

食事も残すようになりました。

 

 

そして、4月初旬の夜遅くの事。

大きな地震があり、

広範囲に渡り停電したのです。

 

 

母はすぐに電話してきました。

 

孫の無事が気がかりで、

自分の事そっちのけで、

とにかく孫と私を心配していました。

 

病院は、自家発電があるお陰で、

テレビも普通に見られたそうです。

 

 

帰りたい。

 

病院に面会に行くたびに、

そう呟いていました。

 

 

入院・抗がん剤治療から

3週ほど経った頃のこと。

ついに、骨髄抑制の兆候がショボーン

 

 

休薬になれば、

その分入院も長引くし、

免疫力が下がった状態では

一時帰宅も出来なくなるので、

できるだけ予定通りに

進めばいいのに。

と母は言っていました。