11月3日にようやく念願の見学ができた自由学園南口キャンパスの、前回以外のところを紹介します。

 

ここは明日館のある目白キャンパス(池袋)が生徒増で手狭になったので、昭和5年から南沢(東京都東久留米市ひばりが丘)に移ってきたものです。

 

引っ越し当初からある正門。ライトが好んだ大谷石が使われている。

 

当地で最も古い建物と言われている初等部校舎(講堂?)。1930年・昭和5年、遠藤新設計。

 

 

初等部食堂と校舎。同。ここは珍しく和風。

 

 

男子部体育館、同、1936年・昭和11年。右手はその校舎、同、1935年・昭和10年。

 

左手の校舎は1974年・昭和49年、遠藤楽(新の息子)設計。

 

図書館、1966年、昭和41年、遠藤楽設計。彼もタリアセンでライトに師事しているので、かなり影響が観られ、ライト設計のニューヨークのグッゲンハイム美術館(1959年)を彷彿とさせる。

 

 

建物に加えて羨ましいのが広大な敷地と生い茂る木々である。

四季を感じて素晴らしく、これらも文化財の指定が欲しかったと、案内の女子高生が力説していた。

 

 

生徒も含めて学園全体が今や文化財というべきところと感じた。こういうところで学べる生徒は本当に幸せだと思います。

 

滅多に見学できない現役の文化財を見せて頂きありがとうございます。

また、是非こういう機会を作って頂けるようお願いします。
 
📸はSony A7RM3、レンズはZeiss 16-35mm/F4 でした。