本日(9月9日)高市早苗氏の自民党総裁選出馬会見を聞きましたが、よくあれだけのことをすらすらと話せるものだなあと感心しました。

 

 

丸1時間も政策に関してしゃべり通しましたから、聞いている方も疲れます。

 

ただあまりにも内容が多岐に亘って、自分の興味のあることをすべて「やりたいこと」として取り上げたことには違和感を覚えました。

政官業にしがらみがないのでしょうか?

 

もし高市氏が総理大臣になったら、担当大臣や官僚は大変でしょうね。

本人も仕事が趣味と言っていましたが、ある意味石破氏と似ているのかも。

 

質問への答えも実に明瞭で、よどみなく答えているところなど、実務に通じていて知識の豊富さを感じました。彼女は駆け引きなしで正面突破しますね。

 

うまくいけば自民党や政府が抱えてきた課題を一網打尽にするかも知れません。

一方で抵抗勢力は多いとも思います。その政治的駆け引きができるのかどうか。

自民党の背後には多くの圧力団体が控えています。

 

私も自民党の長年の曖昧さや牛歩の進みについて、非常に物足りなく感じていましたから、うまくいけば族議員政治から政策政党へ変わるチャンスになりますが、その進め方に不安を感じる人も多いのでは?

 

余談ですが、岸田首相も多くの政策を実現した総理ででした。宏池会出身で温厚で保守ではないと見られていたことを逆に利用して「あの岸田がやるのか」というような案件を国会に通しました。

 

高市氏も保守と思われながらも柔らかい政策を仕上げてくるのかも。

 

とにかく幅広い政策知見ときれっきれの発言はピカ一でした。

 

個人的には高市氏にやらせたいが、私に投票権はありません。