4年前に当時現職だった大久保氏を破ったのが、弁護士出身の現浅野市長です。

 

 

大久保さんは5期市長を務めたのですが、最初は丁寧な政策を次々と展開してその成果が目に見えたので、さすが行政出身だなと感心したのですが、だんだんと土建政治にどっぷり浸かるように思えてきたのです。

 

市民病院の移転から始まって警察署、消防署そして市役所庁舎など次々と土建系議員たちの喜びそうな政策を進めていきました。何しろ議会には土建系議員が半数いますから。

 

私も公共工事を全否定する立場ではありません。市内の土建会社もそれなりに維持しなくてはいけないと思っています。

 

しかし工事単価が坪200万円を超えるというのはあり得ません。安普請で民間工事であればせいぜい90~100万円ですから、残り100万円を誰かが懐に入れているはずです。多分議員や役人や業者、天下り先などが山分けする構図でしょう。

 

パーティー券にも化けているのでしょうし。

 

税金をそんな風に使われたのではたまったものではありません。

 

そんな空気が醸成されて前回選挙で浅野市長が選ばれたのだと思います。

 

この4年間、浅野市長の実績はそうした無駄遣いをやめさせたことだけです。

大きな土建工事はほぼなくなりました。

まあ弁護士が単身市役所に乗り込んでも、すぐに手腕を発揮できるはずもなく、かなり苦労して自身の立ち位置を確保していったのだろう。

 

土建系の議員たちにとっては死活問題なのでしょうし、役人にとっても天下り先への資金が途絶える非常事態でしょう。

 

そして今回土建系の市長候補を擁立しました。恐らく浅野市長との一騎打ちです。

 

 

小山市民がこの構図に対してどう考えるかです。

 

影を落とすのが、10月からの「ごみ袋の有料化」でしょうか?

普通は選挙の前にこんな不人気な政策しませんけどね。

浅野市長、真面目ですか?