本日気象庁から関東甲信地方の梅雨入りが発表されました。例年より約2週間遅いとのこと。天気図から見て妥当な線だと思います。

 

 

梅雨入りとはまあ節季みたいなもので大した意味はなく、その後こっそり修正されたりしています。例えば2022年は5月26日に発表されましたが、後から6月6日に修正されているのです。

 

梅雨入り梅雨明けの平年値は6月7日から7月19日までとなっています。

 

ちなみに2022年は6月6日から7月23日

2023年は6月8日から7月22日となっていました。

 

今年は21日なので遅いと感じがちですが、実際には6月初旬に梅雨入りしても梅雨前線が一旦南下してしばらく晴れ間が続いて、6月末頃に再度北上して来て本格的な梅雨の長雨が続くパターンです。

 

そういう意味では6月下旬に梅雨入りというのはおかしいものではなく、ここから1カ月が実質的な梅雨期間と言えるのではと思います。

 

梅雨時期は集中豪雨も起きやすい時期でもありますが、それは梅雨前線の雨に加えてインドやインドシナ半島からの大気の川が合流したり、或いは台風から水蒸気が供給されたりする上に寒気が入ってくることによって引き起こされます。

 

今の気象技術であれば予測可能であり、自治体と連携して気象(人的)災害を未然に防ぐ対応を期待しています。