ペルーの秘境とブラジル・アルゼンチン国境にある”イグアスの滝”ツアーに行ってきました。11日間の長い旅行でしたが、くたくたに疲れ果てて帰って来ました。

 

 

出発時にトラブルがあって成田に1泊、スケジュールを詰めてリトライとなったのです。(16人から8人に)

 

まず4月13日、成田からメキシコへ12時間、そして9時間の乗り継ぎ待ちのあと6時間半の空旅でペルーリマへ。計27時間半で時差も15時間あります。

 

リマに着いたのが夜の11時過ぎで空港近くのホテルへチェックインしたのが12時。そして2時間の睡眠の後モーニングコールで起こされて、今度はクスコへの国内便。

 

クスコ空港でお弁当を渡されて、今度はミニバンで2時間オリャイタイタンボへ。

そしてインカ鉄道に乗り換えてマチュピチュ村へ1時間半。

次に混載バスに30分揺られてマチュピチュ遺跡の入口へ。

道中も含めてそりゃ”絶景”ですよ。疲れが吹き飛びます。

要はあの急峻な山岳地帯で農業をやろうとすれば、あの形になるのでしょう。

尚あのアンデスの断崖絶壁は花こう岩を氷河が削ったもので、マチュピチュ遺跡も花こう岩で出来ています。

 

マチュピチュ村で1泊後クスコに戻ってクスコ壁などを見て歩いて、夕方LATAM航空でリマへ。

 

ペルーの印象としては野菜や果物がやたら美味しいこと。トマトやジャガイモなどの原産国なのですが、品種改良も進んでいるようです。

料理も美味しくて盛り付けも綺麗。

 

翌16日は朝6時出発でピスコへ240キロのバス旅。10時から約1時間半のセスナ機によるナスカの地上絵観光。

セスナで急旋回しながら18の地上絵を見せてくれるのですが、片言の日本語で説明してくれました。でもしっかり酔います。

 

海岸砂漠地帯を初めて見ましたが、地下には伏流水が流れているのでしょうね。

年間降水量10ミリながら場所によっては農業が可能なのです。地上にも枯れ川の跡があるのですが、地上絵はそれを避けて描かれていました。

尚砂漠は海岸山脈(岩山)と砂で構成されていて、砂は岩が風化しただけでなくて海からもたらされた砂丘でもあったのでは?

ペルー沖にはナスカプレートとのプレート境界があるので、沈み込みに伴う山脈。

 

17日は午前中リマ旧市街観光をした後、リマ空港からサンパウロ経由イグアスへ。

ホテル到着は23時頃。(移動は11時間)

 

 

イグアスの滝はブラジル・アルゼンチン・パラグアイの国境付近にあって、まずはブラジル側から見学してその後ボートツアーに参加してびしょぬれに。

その後ヘリコプターで空から見学。

 

一面の平原にジャングルが広がる地形で、とても滝ができるような山岳地帯ではなく、非常に不思議。付近の地質はアフリカと分離した頃の洪水玄武岩らしい。

 

翌日アルゼンチン側に渡って滝周辺のジャングルも含めて散策。ジャングル自体が川に浸かっている印象で、あちこちから滝に向かって流れている。そうすると滝上部周辺に凝灰岩が転がっていて、滝下には一部花こう岩も見受けられた。

 

 

想像するに玄武岩層の下に凝灰岩層があって、最近に花こう岩の上昇圧力で玄武岩層に亀裂が生じて、水が下の凝灰岩層を削って滝が出来たのではないか?

 

元々パラナ川とイグアス川流域には勾配差があって、その水圧が川底を削ったとも言える。滝の出現は25万年前とのことなので、その頃にイグアス側に隆起圧力があったのでは?

尚イグアス川はパラナ川と合流した後、最終的にはラプラタ川として大西洋に流れ出ている。

 

20日は5時起床してイグアス空港へ。サンパウロ(GRU)経由でメキシコへ9時間半。メキシコ空港で遅延もあって10時間待ち。日が替わって1時に成田に向けて出発。14時間半の飛行で22日朝7時成田着。この移動は計約40時間にも及んで体力的にも限界に感じました。

 

よくも病気にならず帰り着いたことに感謝。ちなみに出発前に痛風発作が・・

 

その後駐車場で車を受け取って、約2時間のドライブで無事帰着となりました。

絶景の印象もさることながら、全員無事に帰り着いたことに拍手!!!