生物学者の池田清彦氏が「ホンマでっかTV」でそう発言したそう。

リニアを構想した時と10年後では産業構造が全く変わってしまうので、リニアは無用の長物になると思う。その時になって、川勝は先見の明があったという話になるかもね。」

 

 

「昔の話だけれど、戦艦大和を思い出す。決めたことを変更しないで、何がなんでもやり遂げるというのはアホの極みで、日本人の宿痾だな。」と続けた。

 

相変わらずの上から目線の発言ではありますが、「人間万事塞翁が馬」という諺にもあるように何がどう転ぶかは”やってみないと分からない”のです。

 

例えば池田氏が例えに使った「戦艦大和」ですが、大和があったから対米開戦を決意し、その結果敗戦となって軍部解体に繋がり、日本国民が民主主義と経済成長を謳歌できるようになったとも言えます。

 

つまり物事はやってみないと分からないのです。

 

リニア開業は川勝知事の妨害もあって、2034年あたりまで延びるらしく、その頃には東海・東南海地震やその前兆地震が起きるかも知れません。

 

もしそういう事態が起きたら”よくぞリニアを作った”と言われることでしょう。

 

池田氏の発言は、デジタル化(DX)により出張客が減ることなどを意識しているように感じますが、インバウンド需要やリニア乗車自体が旅の目的になることもあり得るのでは?

 

池田氏の机上の空論通りにはならないと思いますよ。

というか彼の浅知恵をはるかに超える具体的な検討をJR東海はしています。

 

経済というのは、それを回そうとする行為自体に意味があるのであって、何もしない方が良いという考え方は”日本を貧しくする”行為と言えます。