「歌は世につれ」と言われますが、バブル時代を契機に曲調が大きく変化したように感じます。
昨日テレビで80年代の歌3時間スペシャルを見ていて改めて思いました。
歌のテーマが”耐える”、”辛抱”、”悲しい”、”別れ”、”失恋”、”不倫(日陰の身)”、
”反抗”、”涙”、”心中”、”雨”、”望郷”など
結局そういう心情が心に刺さると言うか、共感とか心に寄り添うものだったのでしょう。
そういった日本の歌に影響を受けたのか、台湾とか香港・中国の歌も同じ曲調だったのです。2000年代中頃中国語の歌をカラオケで歌っていましたが、明らかに別れや失恋の歌が多かったですね。
結局経済成長するには"耐えて偲ぶ”心情が多くなって、それに寄り添う歌が昭和歌謡=切ない歌ということなのでしょうか。
今はそういう時代ではないので、明るい歌、ポジティブな歌が多くなったのか?
ひょっとして逆に先が見えない時代だから明るい歌でごまかしているのかも。
ちなみに80年代歌謡のレコード売上ベスト1は竜鉄也の「奥飛騨慕情」でした。
風の噂に一人きて
湯の香恋しい奥飛騨路
水の流れもそのままに
君はいで湯のネオン花
ああ..奥飛騨に雨がふる
悲しさ、寂しさ、別れ、雨など昭和の要素が詰まった歌ですね。
私もよく歌っていましたよ。