国会で代表質問が始まって野党は鬼も首をとったように自民党を攻め続けていますが、傍から見ていて非常に危うい感じがしています。

 

 

泉立憲民主党代表は岸田総理に対し、裏金議員リストを2月5日までに提出しろとか、政務活動費の使途を明らかにせよと迫ったのですが、同じ穴のムジナである野党国会議員の中には「やめておけ」と心の中で叫んでいる人もいるのでは。

 

選挙に金がかかるのは、与党議員も野党議員も同じです。落選すればただの人になってしまうのですから必死で選挙運動するのは議員として当然の行動でしょう。

 

選挙活動とは、日頃から如何に多くの人に接触して振り向いてもらう作業であり、そのためには相手に恩を売る必要があります。そのためには利益供与や満足感を与える行動をとることが求められ、これを地道に3年繰り返すだけで膨大なお金がかかります。

 

野党議員も当選を目指すためには、少なくとも数千万円の選挙資金を調達しなければなりません。そのお金はどこから出ているのでしょうか?

 

パーティー収入と並んで不透明だと指摘されている政務活動費ですが、自民党のそれは年間10億円以上とのこと。一体何に使っているのか。その1つに国会対策費があると言われていますが、野党と折り合いをつけるために使われたと見るべきでしょう。

国会で対立していたのにある日突然合意がなされるケースが見うけられ、一体何があったのかと不自然に感じることもありますが、裏取引が想像されます。

 

結局自民党に集まった寄付金などは、回りまわって野党にも流れていると思われます。

その野党が政務活動費の中身を明らかにせよと叫ぶのはまさに茶番でしょう。

 

こうしたお金が政治資金として帳簿に記載されているはずもなく、与党議員だけでなく野党議員にも記載漏れが疑われます。

 

結局野党の与党非難もやり過ぎればブーメランとなって自分に返ってくるので、今回もどこかで手打ちが行われることになるのだと思います。3月末には収まって予算が成立していることでしょうね。