ドバイで開催されていたCOP28が閉幕して、「化石燃料からの脱却」を加速することが採択されたのですが、統計上世界の排出量の32%を占めて世界一の中国が実は実際にはその1.5倍~3倍も排出している可能性があるらしい。

 

 

統計ではGDPなども中国の数値は信用できないと囁かれていましたが、温室効果ガス排出量においてもウソをついていたのではないかという証拠が示されています。

 

これではCOPやIPCCでいくら議論しても意味ありません。

 

日本の温室効果ガス観測衛星「いぶき」が、中国の約7万7000地点で、2009~22年のCO2濃度の年間増加量を観測したところ、0・6~1・2ppm(1ppmは1万分の1%)だった。

 

おそらく怪しいと思って調べたのでしょう。

 

中国が公表する化石燃料使用量や発電所数などの情報に基づいた国際的なデータベースによると、中国のCO2濃度の年間増加量は0・2~0・8ppmで、衛星観測の値が約1・5~3倍に上ったということ。

 

ちなみに日本と米国についても同様の条件で調べたが、衛星観測とデータベースの数値に食い違いはなかったとしている。

 

今年の夏も激しく暑くて、秋になっても気温が下がりませんでしたし、世界中で異常気象が起きている今日この頃ですが、世界の排出量の1/3を占める中国の数値が実は2倍であったとすれば、もはや手遅れの事態に至っている可能性があるのではないか。

 

中国という巨大な国の経済発展が地球を破滅に導く可能性は、多くの人がうすうす感じていたことだと思いますが、今まさに現実になったと感じます。

 

今後すべきことは、できるだけ気温上昇の影響を受けにくい場所に住み、いかに食料を確保できるかというサバイバル能力を備えることです。