普段ほとんど映画を見ない私が、

ミステリアスな映画公開に釣られて見に行ってきましたが、???の連続に包まれて結局最後まで理解できないまま映画館を後にしました。

宮崎駿は一体何が言いたかったのか?

 

そもそもジブリの作品は論理的ではないので論理的な思考を好む私には飛躍が多すぎるのですが、「思い出のマーニー」の時も途中まで???マークのまま終盤に至るも最後はすっきりしたのに対し、今回は理解させる意志がなかったかのような。

 

恐らくこの脈絡のなさは”夢”の内容を描いたものかも知れませんが、或いは胎内の記憶のようなものかも。そこに戦争であるとか金儲けや貧富の格差問題とか或いは人の持つ”悪”の部分に対する宮崎駿の価値観が示されていたような。富裕層の生き方として。

 

 

ただタイトルの「君たちはどう生きるか」の問いかけに対し、繋がる部分がなくて、示されたのが1937年に刊行された同名の本(吉野源三郎著)だけということ。この本を読んで自分で考えてみろということか。

 

エンドロールで声優陣の名前を見てまたびっくり。よく集めたな。金かかったろうに回収できるのだろうか。

あっ、一度見ても分からなければ、何度も映画館に足を運べという作戦か

 

もう1つ気が付いたことが。映画の入場料が私が学生だった頃(40年前)とほとんど同じだったこと。エンタメの世界もデフレなのかな?