人というのは個人差があって、強い人から虚弱な人までかなりのバラツキがあるのが実態です。例えば”熱中症”で倒れる人はかなり弱い部類の人たちだと思われるし、元々生命力に問題のある人と言っても過言ではないと思います。

 

問題なのは、例えば学校でそういう人が出た場合、その他大勢に対し、「運動するな」とか「行事を取りやめる」とか或いは「教育のレベルを下げる」といった対応をとっていることです。

こういった対応を重ねることは、子供の成長に大きな影響を与える可能性が高いと思います。

 

オリンピック選手を見れば分かるように、人間は鍛えれば鍛えるほどパフォーマンスを高めることができるのです。ギリギリ限界まで追い込まないと新たな境地に到達することはできません。一般の男子にとってもそういうプロセスは極めて重要なもので、ぬるま湯に浸かったような教育を受け続ければ、どんな大人になっていくのでしょうか?

 

私は男は女とは異なる教育を受けるべきだと思っていて、一番大切なことは”リスク”に立ち向かってそれを乗り越える能力を身に着けることだと考えます。そのためには限界を知りそれを超えるためのチャレンジを繰り返して能力を高めていく必要があります。

危険と思えることにも果敢に挑戦して乗り越える訓練も必要です。

極論かも知れませんが、男の20%は結婚もできず子孫を残せないのです。そんな弱い男を育てる今の風潮に問題があるのでは?

 

平和な社会では表面的にはリスクを極力なくす方向が正しいように見えますが、それでは”じり貧”になるだけです。何故なら日本以外の国ではリスクテイクを盛んに行っていて、何もしないでいると相対的に現状が陳腐化していき衰退につながるからです。

 

今の日本の社会は女の論理に支配されていて、リスクを極力さけることを繰り返していて、その結果が失われた30年でもあります。ちまちました内向きのことばかりやっていると国が滅びます。

 

男の存在感はリスクテイクにあります。その意識を小さい時から植え付けるような教育をすべきであり、ごく一部の虚弱者に合わせるような教育をすべきではありません。虚弱者は見ていればすぐに分別できますから、彼らだけ特別扱いをすべきでしょう。