死にたかったのは、そもそも自分のことを好きになれないのが原因の1つではないかと思う。
何をやっても上手くいかず、本気にもなれない。自分のことなのにどこか他人事でいた。
そんな自分が大嫌いだった。
何も出来ない自分に呆れていたんだ。
何も出来ないことが嫌なのに、何か出来るように努力することもできず、ただただ棚ぼただけを願っていた。
いつか上手くいく。いつかこんな気持ちは無くなる。いつか自分のことを好きになれる日が来る。
そんな“いつか”なんて来るはずないのにね。
いつも心の中は自己否定とよく分からない願望でいっぱいだった。
よく考えたら、自分自身を『わたし』として認識していなかったのかもしれない。どこか他人行儀で映画館のスクリーンで他人の出来事を観ているような気分だった。今流行りのVRの様なものだろうか。
そうやって自分のことを嫌っていると他人との比較ばかりしてしまう。他人が素敵に見えて来る。隣の芝生は青い訳だ。そして、まるで悲劇のヒロインかのように、自分自身の悪いところだけ目立つようになる。悪循環である。
自分のことを好きになれない私。わたしはずっと悲劇のヒロインに浸りたかったのだ。