全国大会の予選が全て終わって、夏休みを迎えた時だった。単身赴任先の東京から神戸に帰って来た時に、ソウが中学受験をすると言い出した。勿論、自分で決めたというよりは、妻にその気にさせられたと言う事だろう。しかもWJだと言う。本気?偏差値は75ぐらいあって、超名門じゃないですか。確かに勉強は出来るほうだけど、それは公立の小学校レベルの話であって、名門有名私立の話ではない。しかも、動機が高校でも甲子園を目指せるし、受験勉強なしにそのまま大学にも進学出来るので、野球をする為の時間が十分取れるからだと言うのだ。5年生の最初から勉強してれば、行けるかしれないが、6年生の夏休みからでは…。しかも、目指すはWJなので神戸の塾では十分な対策も取れないのでは…。しかし、本人の意思は固い。そこまで言うならチャレンジさせてやろうという事で、夏休みから塾通いを始めた。勿論、まだまだ野球が優先なので勉強する時間は限られる。そして冬休みになり、私のいる国立市に妻と一緒にやって来た。冬休みはずっと国分寺のWAという専用の塾通いをした。朝から晩まで。予定では、始業式までには神戸に帰るはずだったが、そのまま受験当日まで、小学校は自主休校でWAに通い続けた。そして、運命の2月1日(受験当日)を迎えた。