先日自分のお店に行った時の話です。


その店には僕がとても気に入っている

好感度の高い接客をする

スタッフさんがおりました。


食事最中そのスタッフさんの話になると

不意に同席していた幹部が


「彼女あがる(辞める)みたいっすね。」


との事。


その話を聞いていない僕は驚き


「なんで??」と聞いても

その幹部は直接の上司では無い為に

事情は知らないとの事。


そして直ぐに仕事中の彼女に事情を聞くと

やはり退職の意志があるとの事。


飲食店で働くのが大好きで

次の職場も決定はしていないけど

とりあえず今の職場において自分の方向性が見えなくなり

退職するのだとか。


今では会社も組織も大きくなり

当社にも優秀なスタッフが集う様になってくれました。


でも彼女がもし創業間もない頃に僕と仕事をしていたら

確実に役員クラスになっていただろうと思えるぐらい

パフォーマンスの高い彼女。


そんな人材が誰からの説得も無く流出してしまうと言う

この現実を受けて僕は大変な危機感を覚えた。


優秀な人材が流出してしまう一番の原因は

優秀な経営者及び優秀な幹部が居ない為だ。それに尽きる。


優秀では無い幹部は自身の身を守る為に

優秀な人材を排除する。


優秀な幹部は自社の成長を図る為に

自分より優秀と思える人材を引き上げ重用する。


衰退する企業は前者の様な幹部が

見込みある人材を簡単に流出させてしまう。


現職の幹部には今一度見直して貰いたい。


彼女は僕が直接預かる事にした。


僕の直接のマネジメント下で

高いパフォーマンスを発揮して貰おうと思い

そう提案した。