今日の日経新聞の記事


これ本当に実現しちゃったら大変よ。本当に。


パートの主婦

厚生年金の需給が可能に。


と読めばなんだか得した様に思えるけど

全くそんな事じゃなくて、今まで扶養家族でいれば

年収130万円未満であれば支払わなくて良い年金を

支払わなくては無くてはならないと言う事になります。


仮に年収120万円のパートさんだと

年金で97,000円

健保で65,000円


合計162,000円の負担が増えると言う事です。

つまり約2ヵ月分只働きになるって事ね。


プラス厚生年金だから企業が半分を負担する訳で

企業側も2カ月分の人件費の負担が増えると言う事と同じな訳で。

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小売業や流通、外食とパート従業員に〆る割合が高い業種には

大きな打撃となる訳で。


因みに日本フードサービス協会が

外食企業の上場企業91社に対して

これが適用されると実に50社が赤字になると言う

凄まじい試算を出しています。


業界の半分が赤字になっちまうって・・・。

エライ事であります。


とは言え潰れる訳には行きません。

企業も残って行かなくてはなりません。


その為にもしこの法案が通ればどうするか。


単純に時給の引き下げを行って

負担額と帳尻を合わせる。


これしか無いのが現実です。


結果パートさんの手取り額が減る。


そして搾取されたお金が老後に戻って来る?


これも???なのはその時まで制度が維持できるのか?と言う話。


当然消費税も15%ぐらまであがって無ければ

今の年金制度は維持出来ない訳で。


手取りは減る。消費税はあがる。


いよいよ破滅に向かってまっしぐらな訳であります。


じゃぁどすればいいか?


極論ですが

年金受給を必要としないで

自分で財形をする。


これが一番ではないでしょうか。


そもそも個人の生活を国家に保証して貰う必要は無い訳で

自分で管理出来る人は自分で管理すればいいのでは。


僕らの世代

ないし今の20代の世代の子達が

自分の親御さんにこう言われます。


「厚生年金と社会保険がしっかりとある会社の正社員になりなさい。」と


子供の為にと言い切る親のおしつけですが

これははっきり言えば自分達の保身の為なのであります。


だってそうしなければ制度維持出来ないもんね。


親の言う事をまともに信じるのは仕方ない。


でもその心はここにある事を子供たちよ。気付くのだぞ。



因みにこの記事の一番下の方にこんな文章が



「その変わり現在46歳の主婦が91歳まで生きた場合・・・」って



そんな長生き前提にするなよって!(笑)