先日


あるフランチャイズ企業の立上を行っているスタッフから

こんな報告がありました。


当社スタッフ 「トイレに綿棒とかマウスウォッシュとか置かないのですか?」


と聞くと


先方スタッフ 「当社にその様な文化はありません。」


とかえって来たそうです。


正直呆れました。


長年自社で外食企業を営んで来たと言う

プライドが働いた結果なのでしょうか。


アメニティの充実にかかるコストなんてたかが知れています。

しかしあると無いとでお客様からの印象は大きく変わります。


「だったらやればいいじゃん。」


当社だと簡単にこの発想に全員がなれるのです。


しかし今回はその様なリアクションではありませんでした。


こうしたケースの理由は簡単です。


スタッフの方がこうした発想になるのはお客様に向くより

社内の上司や経営者に向いているとこう言う思考になるのです。


もし

逆の立場で当社のスタッフが逆の指摘をされたとしてます。


自分達が提供していないサービスで自分達より優れている。お客様に支持されてされるだろう。

と判断したら、迷わず即断実行と言う文化があります。


お金のかかる事や新たな取引先を増やすのであれば

上席者に稟議をあげなくてはなりませんが

そんな形式的な事では無く、上席者に電話かメールで一本。

上席者がOKを出せば即実行。書類や稟議はその後付けでOK


この多くの理由は事務処理を理由に実行が3日間遅れたら

3日間の機会損失をする事になります。


これが意思決定と実行スピードの速さの恩恵であります。


組織である以上

責任の所在がはっきりとしなくてはなりません。


多くの人がこの「責任」を取りたくないので

結果事務処理が増え、簡単な事でも実行に時間のかかる組織になってしまうのです。


僕は「覚悟」をもって取り組んだ事について

仮に失敗したとしても「責任の最終的な所在」はその実行担当者では無く

トップである僕自身にあると思っております。


そしてその覚悟をもって取り組める人間を事業部の部門長においておりますので

ここに責任を取らせると言う考えは全くもってありません。


結果萎縮しないで、優れたサービスやアイデアが即実行出来る

経営環境を整えております。


どれだけ会社が大きくなっても

この文化だけは絶対に変えないで

守り続けたいと思います。