先日ある一本のクレームで考えさせられた事。


当店にご来店頂いた男性のお客様から

「スープを飲んだが熱くて口の中を火傷した!病院に行くまでも無かったが、1日口の中が痛くて何を食べても美味しく食べれない!安心して食べれない店は存在する価値が無い!営業を自粛するべきだ!」

と言うクレームを頂いた。

以前にも確かあった。

その時は小さな子供のお母さんだった。

「あんな熱いスープを提供して子供が火傷したらどうするんですか?子供でも飲める温度で提供してください!」と


弊店にご来店頂いた事の無い方にご説明しますが、当店のスープは食べ放題スペースにスープレンジに入っています。電気調理器のスープレンジで、そんなグツグツ沸騰しているものでは当然ありません。
カップにとって頂いて、席に戻ってちょっとフーフーすれば適温になる状態です。

しかしこの度熱い状態のスープをグイッと召し上がられたか、猫舌のお客様だったのかクレームとなった。

ここで考える。

じゃあこのクレームを防止する為に、スープの設定温度を下げるが?と


しかしそうすれば誰でもわかると思いますが、こうしたクレームが入るであろう。

「スープがぬるい」と


店としては、熱いのほっとけば冷めるけど、冷めてるのを客席でぬくめるのは無理だから、熱い状態にしよう。となるのは当たり前の道理

しかしその状態で一部の方が熱過ぎる!とクレームをくれるのも事実


結局一番の対策はスープレンジのところに
「スープはとっても熱いので注意下さい!」と言うPOPを張る事なんだろうなぁ。



なんて考えてると、気付いたら世の中注意書きばかりだなぁって思った。

至る所に注意注意の案内ばかり。

テレビ観てて食べ物をコメディの材料にすると最近必ず番組字幕で下の方に

「※スタッフで美味しく召し上がりました」

みたいなテロップが出るのも、
「食べ物を粗末にするな!」的なクレームがテレビ局に沢山入るからの措置なんだろう。


農家の方が相場が下がるからって、どれだけ沢山の出荷出来る作物を処分しているかご存知だろうか?


あ。
これはちとずれたな。


んで何が言いたいかと言うと、皆要求水準が高くなり過ぎて息苦しい世の中になっていませんか?って話です。


お宅の(当店)肉はアメリカ産ですか?だったら私の子供には絶対に食べさせたくありません!

とかイチイチ言ってくるお客様もいらっしゃいますが、なんでそう偏ってるんだろうなぁ?と不思議に思う。

若いお母さんなんて絶対小さい頃思いっきり食ってるだろうし、うちで食べなくとも学校給食で食べてるだろうし、冷凍食品のメンチカツとか絶対に食べてるだろうし。

添加物は一切食べさせません!

とか言ってても、自分小さい頃駄菓子とか絶対に食べただろうなぁ?とか思うんだけど。

でも今健康でしょ?と


またまた話ズレてしまったが、何かみーんな自分自身で自ら息苦しい世の中にしてる気がするんだよなぁ。


なんて事を思った今日この頃


千葉の武長さんみたいに
「人生ノープラン」みたいな生き方が一番ハッピーだなって思います。。。