この前も触れましたが、
某電鉄系不動産会社のサラリーマンの話


この前とは別の案件ですが、丁度一年ぐらい前に
ある物件が物件化され検討した。

賃料は80万円だったので、借りれる条件だったが、
敷金が12ヵ月分の960万円

を入れて貰わないと契約出来ない。と言う条件だった。

何度と無く書いてるが、敷金とは我々にとって死金

寝るだけのお金なので、出来る事なら一円たりとも預けたく無い。

しかし貸す側からすれば、テナントがいつ賃料を滞納するかわからないし、夜逃げでもされた日にはそりゃぁその後の処理が大変。

なので預かれるもんなら、一円でも多く預かりたい。っと言う借り手と貸し手の相反関係が起こります。

話はその一年前の電鉄系不動産会社が保有する物件に戻りますが、賃料の条件はお互い合意している。しかし敷金の金額が折り合いがつかない。当社の希望は三ヶ月分の240万円
相手の希望は12ヵ月分の960万円

最初物件情報貰ってから、こちらが希望条件出して1ヶ月ぐらいが経過した頃、最初の回答が来た。
いかにも窓口の30歳ぐらい(30歳にもなって窓口。どんだけ上が厚いのか??)が、「せめて10ヵ月分ぐらいにならないでしょうか?それであれば一応稟議申請してみます」
とか言うので、じゃあとりあえずお願いします。と、このあたりでだいぶ無駄に時間が経過してるので半分諦めモードで回答を待った。

それから1ヶ月

その窓口から回答が来た。

「検討した結果今回は難しいです。」だって。

最初の情報入手から2ヶ月かけて検討?した結果敷金2ヶ月分の減額すら通らなかったらしい。

回答貰った時点で既に忘れてたから、
「あ。全然忘れてたんでいいですよ。」と言って没ファイル行きになった。




先日そんなやりとりがあった物件はどうなったのかと思って、通り過ぎる機会があったので見てみると、「テナント募集」の看板が寂しそうに貼られていた。

あれから結局どのテナントも入居してないらしい。

あのタイミングで当社を入居させていれば12ヵ月分分の賃料 960万円を既に支払っていた事になる。
しかし、9ヶ月分の敷金が足りないからって断った結果960万円の賃料収入を棒に振った事になった。

もしこの物件が。

この窓口やその上司の個人の所有だったら、絶対必死になってテナントを誘致しただろう。
敷金が希望通りじゃなくとも賃料が希望条件にあっているなら絶対に入居させるだろう。

しかしこの担当者達は賃料収入があろうがなかろうが自分達のサラリーは変わらない。
であれば会社規定の条件に合わない面倒な稟議を通さなければならないような案件には手を出さないだろう。

そんな仕事で、のうのうと暖かい奇麗なオフィスで仕事したふりしてサラリーをむさぼっているんだ。

当社でこの先もしこんな奴が出てきたら
研修だ。って言って富士山の樹海に連れて行って置いて来てやる。


僕達の商売は
一人前のステーキをご提供して、サービスをして。
それらにかかる経費をさっぴいて残る利益は150円程だ。

900万円の利益を稼ぐには実に6万人のお客様に御給仕させて頂いてようやく得られる利益なのだ。

少なくとも
そういった世の中の実情をこの給料泥棒には感じて貰いたいものである。


でもこういう奴に限って
「給料があがらない!」とか文句言ってたりするんだよね。

当たり前だっつーの。