いつもお世話になっている
センチク販売の中津濱会長にお招き頂き
至福のしゃぶしゃぶを頂きました。


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とても勉強になる話を沢山頂戴しました。




ふと思いました。



僕は地方公務員の父親の家に
男三兄弟の三男で生まれました。


生かさず殺さずが地方公務員の処遇

家は食べるものには困るまでではありませんでしたが
決して裕福な家ではありませんでした。


そんな井戸家での思い出で、
楽しみなのはやはり夕飯の時間でした。


一番好きなおかずは「すき焼き」でした。

毎回すき焼きの時はお腹が破れるぐらいに
食べた記憶が忘れられません。

そんな井戸家のすき焼きで今でも恥ずかしい思い出かあります。


井戸家のすき焼きの肉は
牛肉では無く豚肉でした。

理由は勿論。

「安いから」です。

食べ盛りの男三兄弟と父親で食べる米の量は月間70キロ・・。

半端じゃありません。

そんな家の食卓に牛肉なんて並ぶ訳がありません。



そんなすき焼きを僕は世界で一番旨いと思ってました。



高校生の頃
家が不動産屋で凄い金持ちの友人が居ました。

その友達の家で食事をご馳走になる事がありました。

その時のメニューが「すき焼き」でした。

その金持ちの家のすき焼きの肉は当然ピンクの
立派な牛肉でした。


しかし豚肉しか知らない僕はその肉をみるなり友人に向かって

「お前んちのすき焼きの肉、なんかへんじゃねえ??」

と、こっ恥ずかしい突っ込みを入れてしまいました。

友人の「何言ってるんだろうなぁ?こいつ」と言う顔は今も忘れられません。



ほどなく家に帰り母親に。


「母ちゃん。うちのすき焼きの肉ってあってるよね?」

と質問したら

母ちゃん。

「何もおかしく無いわよ」
と自信たっぷりに切り返されました。


ざくろで素晴らしい牛肉をご馳走になりながら。


そんな幼少の思い出に浸りました。



母ちゃんに
食わせてやりたいな。

そんな良い肉でした。