最近あった事。
社員寮を借りようと
入居者募集のアパート看板に電話をして
資料を取り寄せた。
賃料は6万円
この不便な場所でその間取りでそれは高い。
と言う事で4万5千円に値引交渉した。
背景をきくと、やはり相場より高い為
既に未入居になって一年が経過しているとか。
つまり一年間賃料収入が一円も無いのだ。
普通の人間の感覚なら
1万5千円のディスカウントがされても
1円も入らないよりはいいだろうと、入居を受け入れるだろう。
当然そういう回答が来ると思ってたら
意外にも回答は無く、
賃料は下げられない。との1点張りだった。
考えられる貸主側の事情を考えてみた。
例えば6部屋あって、他の部屋が既に埋まっていて
この部屋だけ値引きしちゃうと、他の部屋からも賃料交渉が入る可能性がある。
これは確かに問題である。
しかし今回のアパートの場合
間取りの違う他の部屋が埋まっており
今回借りようとしている部屋のタイプが二つとも未入居だと言うのだ。
であれば、この部屋だけ値引きしたとしても
他の部屋は間取りタイプが違うんだから値引きには応じないよ。
と言ってしまえば済む問題だと思う。
次に値引きしたあと、正価で借りるという人がもし出てきたら
損をするからと言う危惧についてだ。
2年間の定期借家契約を締結した場合
更新できないという条件で契約すれば
1.5万円分の24か月分の差額分は36万円である。
つまり今すぐ4.5万円で借りる人を今すぐ入居させて2年契約するのと
半年後に6万円で借りる人を契約するのでは結果同じ賃料収入なのである。
しかし半年後に借り手がつく保障は全くない。
現状は既に1年の未入居が続いているのだから。
であれば確率論で言ったら、このタイミングで借りてを逃がさないのが
最善策だと、もし僕がアパート経営をやっていたら決断するだろう。
しかし多くのアパート経営者は世の中の時勢にうといケースが多いのだ。
話は変わって事業用ビルでも首をかしげたくなる
こんなケースがある。
テナントにとって看板は命である。
看板が大きくとれれば取れるほど
早くお客様に認知してもらえる為に、テナントは出来るだけ
広く大きく看板を作らせてくれ。と交渉する。
しかし中には何故か看板を大きく作らせてくれない大家がいる。
理由を聞くと、特に無いのだけど
「ビルの風紀が乱れる。」とか
「美観を損ねる」
とか意味不明な事を言う。
じゃあ賃料はまけてくれるのか?と言うと
賃料は一切値引きしない。
そして看板も希望通りには作らせてくれない。
そもそもテナントの商売がうまくいって
賃料がしっかり入ってこそビル経営が成り立つのに
テナントの商売に協力しないでどーすんだよと??
ホントに多いんですよ。こういう大家って。
僕はサラリーマン時代は、こう言った理解不明な大家に対して
何度も日参して交渉してお願いをしたもんだったが
自分で商売をやるようになってからは、こうした意味不明な人からは
絶対に物件を借りないようにしている。
もちろん全ての不動産賃貸業をしている方がこうではありません。
当社に物件をお貸し頂いている大家様は
本当に尊敬する素晴らしい方々ばかりです。
全てがこうした大家様だったら
日本経済はとってもよくなると思います。
???
そんな事ないか・・・。 な
そんな理解不明ながめつい大家さんも
結局しっかり固定資産税も払えば
所得税を納めてるんですもんね。
一番ダメなのは
働けるのに家賃滞納しながら開き直って住み続けている人かもね・・・。
せめて申し訳無い。って気持ちがあって何かしてればいいけど
ただ、失業しちゃったからしょうがないじゃん。とかね。
貸す方だって大変なんだよね。
なんかまとまらないや。。。