大阪・神戸の視察が終わりました。
結論から言うと出店出来そうなのは
一店舗だけでした。
あとのお店に関しては
今回はちょっぴり厳しそうです。
物件をめぐって感じた事ですが
撤退する郊外店の条件は一つ。
『地代が高い』 に尽きます。
先日は群馬の物件を見ました。
大阪・神戸も視察しましたが
東京・千葉・埼玉よりも地方の方が家賃が高い。
と言うおかしな状況でした。
不思議なものでアパートとか駐車場の賃料は
首都圏の方が当然高いです。
しかし事業用の土地だけに関して言えば
地方の方が高いのです。
何を意味するのか自分なりに考えてみた結果ですが、
全国チェーンの開発の方々が、首都圏の地代の基準で
条件を設定して、地方でも同じ経済条件で
開発してきたとしか思えないのです。
周りはなーんにもない空地にポッとお店があって。
敷地面積が500坪ぐらいで
建坪が100坪ぐらいのお店の賃料が
140万円とか160万円とか。
あり得ないと思いました。
当社は今まで同条件クラスの箱で
最高賃料が100万円までの物件しか借りずにやってきました。
平均は70万円から80万円あたり。
そして前のテナントさんが140万円ぐらいで借りていた物件を
そんな条件に交渉して借りてきました。
何故それが出来るかというと。
郊外にプレーヤーが居ないからです。
つまり競合が起きないのです。
だから当社が借りなかったら誰も借りるところが無いのです。
郊外は今ホントにそんな状況です。
唯一元気のある業態は
「丸亀製麺」さんのみです。
そしてここからがとても肝心なところなのですが
それだけ高い地代で箱を借りて、更に化け物みたいな建物を
作って、その償却負担に耐えながら、客数が減っている郊外で
営業を続けるのは本当に厳しい状況に今なってるんです。
そんな状況下で我々は新規出店をすすめています。
来週オープンするけん御殿場店が
ちょうど50店舗目のメモリアル店になりました。
2006年7月に千葉の流山で1号店を開店させて
3年5か月
同じステーキ・ハンバーグ業態の他社さんと比較してみました。
フライングガーデンさん 68店舗
ステーキ宮さん 59店舗
ブロンコビリーさん 60店舗
フォルクスさん 50店舗
(若干閉店等で違う可能性があります。)
子供の頃から知っていた上記の有名チェーン。
自分で会社を作って、まさかそのステージに近づく事が出来るとは
夢にも思っておりませんでした。
上にはビックボーイさん。どんさん。びっくりドンキーさん。
と遥か上空のチェーン店がありますが
いつかはそこに追い付けるようになりたいと思っています。
2011年中には100店舗を必ず達成し、
2013年には200店舗を必達します。
投資回収が済んだのち。
又仕入れのスケールメリットが利いて原価率が抑えられる状態になった時。
けんは次のステージに行きたいと思います。
それは誰も追いつけない。
誰もマネ出来ない。
あり得ないコストパフォーマンスを追求した
チェーン店になっているでしょう。
そんな妄想にふけった
大阪・兵庫視察でした。