先日社員の結婚式にご招待してもらい

思い返した事があった。


会社を創業して間もない頃。


会社をどんな会社にしたいかを悶々と考えてた。


何かをする為には理由が必要だ。


「例えば会社を大きくしたい。」と言う 目標を設定したら

何故何の為に大きくするのか?と言う目的(理由)が無ければ

目標は果たせない。


サラリーマンから経営者になる際に

一応自己啓発本などを読んでみたりもしたし

大嫌いなセミナーみたいのにも参加した事がある。


そこにあったヒント?は

経営に必要と思われそうな?それっぽい言葉の羅列だった。

なかには横文字で表現された戦略とかもある。


そんなのを見て自分にはやはり馴染まないと

痛感したものだった。


そして本当に中身の無い言葉。

物書きや学者が言う言葉をあたかも自分の言葉の様に

使う方を申し訳ないが、うすっぺらいなー。と感じるようになった。


一番恥ずかしいのは横文字の後に(  )で訳してたり。

だったら最初から日本語で表現すればいいのにとも思う。


話は戻るが会社を大きくしたいと思った事の理由の一つに

具体的にこんな事を思った


年頃の当社の社員が結婚式をしたとしよう。

結婚式では新郎の生い立ちから現在の職業が紹介される。

その際に新婦側のご家族に対して

「飲食店で店長をやっています。」

と紹介されるより

「急成長中の外食企業が運営する店舗で店長を勤めてます」

と紹介されたほうがポイントは高いと思うのだ。


誰も知らない会社(店)より

テレビや雑誌に取り上げられる会社(店)で働いている

方が昔の友人と再開した時や、合コンをやった時も

ポイントが高いと思うのだ。


経営者は表に出なくてもいいのです。

経済的恩恵は経営者が一番最初に得られる為

表に出ない方が得な場合が多い。


でも外食産業という未だ社会的地位が他産業に比べ

高くない業界で働く社員の地位を向上する為には

シンプルに給与水準が高い。それと知名度の向上による

社会的認知を追及する事が経営者の一番大事な仕事だと思う。



社会貢献!

ビジョナリーカンパニーを作る!

とか

日本一○○な会社を作る!


とか言う人は多いけど

言うだけじゃない行動をする事と


何故それをするのかを判り易い表現を伝えて

メンバ(社員)に伝える事が経営者の一番大切な仕事なんだ。と思う。


このエントリを書いていたら

滋賀県を中心に来来亭というラーメンチェーンを

展開する㈱来来亭 さんが紹介されていた。


社長の豆田さんは6000万円の高級車に乗り

2.5億の豪邸に住み、独立させたオーナー達も皆高級車を

乗り回しギラギラしていた。


保田社長はこういってた。

自慢の高級車を駐車場にディスプレイして

「いつか自分もこうなりたい。

って社員に思ってもらうために判り易くしてるんだ。」

それが社員のモチベーションの原資になっている。


正直あそこまであーいうのは僕は得意ではないけど

それでもやり方としてはとってもシンプルでわかりやすくて良いと思う。


結果お客様に喜んでもらえる商品、サービスが提供出来て

参加した社員も皆生活が潤っている。


格好いいことばかり言って

社長だけが良い生活をしていて

現場のスタッフが貧しい生活をしているなんてよりは

よっぽど素晴らしい会社だと思った。


結婚式に参加して

そんな創業時の想いを思い返した日曜日でした。