こんな事を僕の立場で絶対に言ってはいけないのだけど。


でもやっぱりしょうがないんだろうかな。と最近思ってしまう。


日々のクレームの中で

お客様から頂くクレームでラストオーダー間際に入店して

酷い冷たい対応をされたと言うクレームを度々頂く事がある。


そのお店に対しては、勿論僕は激しく怒る。


「ゴールデンタイムにご来店頂こうが

ラストオーダー間際にご来店頂こうが

お客様は皆大事なお客様だ!

そのお客様がいらっしゃるから我々は

お給料を貰う事が出来て生活が出来るのだから。」 と。


しかしやはり現場の本音は


「もう閉店の準備しちゃってるしなぁ~・・・。」とか


「今日は早めに仕事上がって友達と遊ぶ予定だったのに~。」とか


そんな本音があるのも事実なんだろうなぁ。と感じてしまう。


何故なら自分も高校生の頃のアルバイト時代。


宅配の仕事をしていたが

23時でラストオーダーなので

22時50分頃には売上金額を清算して

23時になったらすぐタイムカードを押して帰れる準備をする訳なのだが

22時56分ぐらいに電話がかかって来て、


「チラシ寿司一個持ってきて。」

なんて電話が入ると、とても悲しい気持ちになったもんだ・・・。


しかもそんな先に限って

「最後に悪いね。これおつりチップでいいよ。」


なんて言ってくれるお客さんなら心も救われるのだが、

悲しいかな、こう言う先に限って

924円の会計に対して一万円札を渡してくれたりして・・・。


しかもわずかな望みで

「細かいのいいから9千円くれればいいよ」

なんていってくれるのを期待しているが

結果しっかりお釣りを待っていたりする・・・。


ダメ押しで商品引渡後、「バタン!」とドア閉められた後「ガチャ!!」と

2軒隣まで聞こえそうな音で鍵を閉める音なんかが聞こえると

悔しくって、店に戻る途中のひとけの無い坂道を爆走しながら


「ちくしょーーーーーー!!!!」とか叫びながら

走った記憶があるなぁ。 井戸実17歳の冬。


話が随分タイムスリップしてしまいましたが


そんな昔の心境を思い返すと

現場で高校生のアルバイトスタッフさんとかが

感情を表に出してしまっているのが想像出来てしまう訳で。


勿論お客様には全くこちらの都合で関係無い話なので

絶対に肯定出来る事ではないのですが、こうした

アルバイトスタッフさんのメンタル面も考え

対処方を考えるのがお店の責任者の仕事なのであります。


ただアルバイトさんに

「駄目じゃないか! そんな対応をしたら!」

と言うだけでは伝わりません。


「あー。わかるよ。俺もその気持ち。」

とアルバイトさんの気持ちを汲みながら

指導する事が大切です。


しっかり指導を御願いします。


因みに

僕はラストオーダー間際のお店には入りません。

仮にどうしても入らざるを得ない状況になっても


「ラストできっちり帰るから勘弁してちょ。」と言って

謝ります。実際に速やかに帰ります。


サービスマンも同じ人間ですからね・・・。