先程連絡があり

取りにかかっていた物件に逃げられた。


その仕事を任せたのは大手焼肉チェーンの開発を卒業し

個人でブローカーになっているおじいちゃん。


物件は埼玉県某市


現行テナントは中華料理店。

建坪70坪 駐車場25台


現行賃料は90万円との事。

とりあえず70万円で申し込みを入れ

譲れるラインは80万円まで。


と言う使命で先々週から交渉に当たらせていたが

今日のの電話でそのおじいちゃん。


「物販店に取られました・・・。」との事。


その物販店は90万円の満額賃料を入れるとの事。

だからしょうがないと言うのだが、

僕はおじいちゃんにこう言った。


「そんなんでひいたらあんたは最初っから要らないよ。」と


僕は仲介業者さんに対して、

賃料を下げてきた場合、下げた金額分を

募集時点で出た賃料に乗せて仲介手数料を支払ったりしている。


通常仲介手数料は賃料の一か月分が目安だから

賃料をさげちゃうと仲介業者の実入りも減るから

真剣に交渉してこないからだ。


そして僕はおじいちゃんにこう続けた、


きょうび何処の物販か知らないけど

物販は簡単に入るけど出るのも早いよ。と


飲食店に比べて設備投資しないで出店する分

業績が悪かったり、近隣にいい条件の物件がでたら

簡単に移転しちゃうよ。と


今回うちは飲食店の居抜きだから

80万円の賃料を支払えるけど、これが物販店の居抜きで

飲食店の設備が無くなっていたらうちは出れないよ。


このご時勢に簡単に他のテナントもつかないよ。


それだけの話を地主さんにして

それで交渉するのがあなた達の仕事なんじゃないの?と


結果的に空きテナントのままの状態は

地主さんが一番困るわけだから、長く入居出来そうな

テナントを紹介するのが責任ってもんでしょうよ。


とここまで5分近く永遠とお説教タイムとなった。


結局最後はらちがあかないので

地主さんと直接話が出来るところまでをセッティングして

貰い自ら交渉に臨む事にした。


そして最後にこういうんだ。


自分の孫ほど歳の離れた若造より

「交渉とはこうやってするんですよ!」って。


休み明け楽しみだ。


狙った獲物は逃さんぞメラメラ