先日
当社のあるお店のビルオーナーが変更になる為
新オーナーと賃貸借契約をして来た。
その物件を契約したのは今から3年半ぐらい前
以前のビルオーナーとの間に一社違う企業を
介して転貸と言う形で物件を借りていた。
その経緯も、
前のテナントが納めている保証金をこの馬○ビルオーナーが
使い込んで返せなくなった事で、しょうがないから転貸の形で借りたのである。
この○鹿ビルオーナーは年齢が40歳ぐらい。
元々はお婆ちゃんがこの建物の地権者で、
一体が再開発された為に等価交換で大型商業ビルの
一区画を譲り受けた建物を管理している。
(お婆ちゃんは未だ生きている為生前贈与は受けていない)
このビルに僕等が毎月支払う賃料は100万円
つまり年間1200万円の賃料収入が
この○鹿オーナーにはあるのだ。
しかもお婆ちゃんがこの○鹿息子の為にマンションまで
残しといてくれた為、賃料も要らなければ、寝てても
1200万円の所得があるのだ。
そして40過ぎたこの馬○息子
定職に就かず、飲食店でバイトしているとか。
じゃあ何にその賃料収入を使うのかと言うと、
まぁよくわからないけど、多分ギャンブルか酒か女か。
ところが、
昨年いよいよ当社と間に入っている会社を抜いて
直接契約をしようと検討し始めた際、こんな事実を知った。
固定資産税と住民税を滞納し
ビルに差押がついていた。
当然そんな物件で賃貸借契約は出来ないし
保証金の差し入れなんて先ず持って出来ない。
なので任意売却をして下さい。と散々進めていたのだが
本人は全然決断出来ない。
この状況すら理解出来ていない。
そして月日が流れいよいよどうにもならないところで
新たなビルの買い手がこの度ついたのだ。
台湾の個人投資家だった。
新しいビルオーナーが外国人と言うのも若干不安だったが
この馬鹿息子よりは恐らくマシだろう。と
そして先日初めてお会いしたビルオーナー。
言葉は通じないけど無茶苦茶良い人だった。
がっちり握手した。
売買が目の前で行われていた。
お婆ちゃんも来てた。
この馬鹿息子のお陰で、守ってきた建物を
手放す事になったお婆ちゃん。
気の毒に思えた。
売買が終了。
新しいビルオーナーとガッチリ握手。
そして小さくなってる馬鹿息子。
日頃頭の上がらないビルオーナーも。
売却すればただの人。
目を合わせる事も無く
その契約の場から立ち去ったとさ。。。