世の中にそんなものは沢山ある。
まぁでもこれは嗜好にもよるものだが
流通してる価格に対してその価値が見合わないものが
ありすぎる。
例えば寿司屋での鮑(アワビ)なんかが良い例
僕が頑張って行く寿司屋で
「鮑をちょっと切ってつまみでくれ。」
なんて自殺行為です。
鮑4,5きれ食べただけで5,000円ぐらい取られちゃいます。
でもその寿司屋さんが乱暴な商売をしている訳では無いのです。
築地で鮑を買おうとすれば5,000円~6,000円/1kgぐらいしてしまうのです。
一個700gぐらいの鮑が4,000円ぐらいしてしまうのです。
これが原価です。
これを飲食店で提供しようとすれば3倍ぐらいの値段で
販売しないと商売になりませんから、鮑一杯で12,000円の
売上を作らなくてはならなくなる。
そこまでして食べたいか?
僕だったら遠慮する。
なので自分はどう考えるかと言うと
これは思いっきり個人的嗜好ですが
鮑食べるぐらいならツブ貝で充分だと思ってます。
別の話だと
中国産うなぎと
国産うなぎなんて特に良い例だと思う。
どっちが美味しい議論はさておいといて
加工後のうなぎの状態で
A、中国産 1,200円/1kg
B、国産(産地鹿児島) 2,800円/1kg
飲食店で、うな丼で販売しようとすると
200gのうなぎ乗せて御飯盛って
味噌汁つけると言う同じ条件
原価率35%の商品としても
Aは850円で提供出来るけど。
Bだと1,770円頂かないとならない。
百歩譲ってどっちが美味しいかという論議であれば
Bと答えたい気持ちになると思うが、
残念ながら現在の日本人の嗜好は
『柔らかい。口の中でとろける。脂がのってる』
が「美味しい」の基準に確実に近寄っているのが現実。
そうすると
外国産のうなぎの方が実は美味しかったりして・・・。
プライスも魅力だし。
結論をすると。
ようするに美味しい美味しくないと言う論議は
価格に見合うか見合わないかを同じ
壇上に乗せないと語ってはいけないと思うのです。
総括すると。
僕はミシュランガイドが好きではありません。
ホントかよ!
みたいに突っ込みたくなるので気持ち悪い。