過激なタイトルですが。
僕がもし上場企業の経営者であったら
確実にNGな表現です。
言える時に言っとこう。
神奈川県の受動喫煙防止条例 について。
先頃神奈川県を騒がせているお馴染の同条例
パブリックコメントを受け付けるとの事で
飲食業を営む事業者の立場から反対の旨を投げたが
勿論どうなるわけでも無く。
いよいよ制定に向けて議会提出されるとの事。
実施まで猶予期間を2年間準備するとの事だが
恐らくこのまま議会を通過してしまうだろう。
この愚策を実行に移すべくマニュフェストに掲げた
松沢しげふみ 先生はこれも何の因縁か
お生まれが私の出生の地。
地場では相当強固な支持がある為
選挙はメッチャ強い。
話を戻すと、
先ず私はタバコを吸わない。
そしてタバコの煙ははっきり言って嫌いである。
でもこの条例には賛成出来ない。
理由は不公平だからだ。
タバコが駄目なら
そもそも喫煙自体を非合法にすれば良い。
当然大きな税収が失われる訳で
そんな事が出来る訳が無い。
では何故神奈川県だけで始めるのか?が問題。
先駆けてやるのは構わないが
神奈川県で事業活動をしている事業者に対して
支持を受ける必要があるのではないかと思う。
こんな例え話をして見る。
【例その1】
「大田区蒲田にある機会メーカーの年末の風景」
登場人物
総務 田中係長 (以降 田)
総務 佐藤部長 (以降 佐)
田 「佐藤部長 今年の忘年会はいつも通り社長のご自宅の便も考えて
川崎のもつ鍋屋予約しちゃっていいですかねぇ?それで2次会は
スタック順子コースですか???」
佐 「田中君。私もそう思っていたんだが、ほら、先頃神奈川県は禁煙条例が
制定されたろ??いつも行くもつ鍋屋も大将とおかみさんでやってる
小さい店だし、分煙にも出来ないからタバコが吸えないぞ。
2次会のスタック順子も同じだよなぁ。
社長が機嫌悪くしたら面倒だから今年はちょっと考えないと」
田 「そうでしたね! 危ないところでした。
じゃあ蒲田のしゃぶしゃぶ屋で予約とりますので宜しいでしょうか?」
佐 「うむうむ。そうしたまえ」
【例その2】
「東京・神奈川で飲食店を50店舗経営する外食チェーン」
登場人物
横浜にあるもつ鍋屋A店の吉田店長 (以降 吉)
蒲田にあるしゃぶしゃぶ屋の斉藤店長 (以降 斉)
両店舗の運営管理をしている後藤SV (以降 後)
11月下旬の店長会議での一日
SV 「A店の業績がここ数ヶ月落ちているなぁ
吉田店長この要因は?」
吉 「禁煙条例がスタートしてから、団体、宴会客の集客が急激に減りました。
4人以上の団体で誰もタバコを吸わない。と言う団体が圧倒的に少なくて」
SV 「そうか。わかった。でもだなぁ今月この売上達成率じゃ評価は出来ないから
ボーナス査定も厳しい結果になるぞ。頑張れよ。
それに比べてB店は絶好調だなぁ!斉藤店長はどんな事をしたんだ??」
斉 「はい。新規の予約客が増えました。川を越えて川崎や鶴見まで
行かれて飲んでた方が、蒲田で飲んで帰ってくれているみたいです。」
SV 「そうかそうか。その調子で頑張ってくれよ。ボーナス査定を期待しててな!」
川崎にあるA店の吉田店長は川崎市在住。
二人目の子供も生まれて、今は一家の長として頑張って稼がなくてはならない。
しかし本条例の影響で自身のお店の業績は下がるばかり
SVの評価の通りボーナス査定も給与査定も厳しい現実が予想される。
一方蒲田に店舗のある斉藤店長は大田区在住
本条例の影響で自身のお店の業績は堅調
ボーナスも給与も査定向上の見通し
本条例の制定には個人的にひそかに感謝している。
自治体として考えると
彼等が納める住民税額も
川崎は下げ、大田区は上がると言う構図になる。
上記二つの事例は物凄い一部分的な話になりますが
地域の良い影響と悪い影響を図ると
如何にこの条例がもたらす恩恵は神奈川県民と
神奈川で事業活動をしてる事業者に不利益をもたらせている事か。
しかも笑っちゃうのが
分煙装置を設置する為に掛かる費用の一部を
県が融資してくれる等の様なリリースをしている。
税収を下げる為の施策に対してさらに予算を使うと言う自虐ぶり。
幸いにして当社は神奈川県で一店舗の居酒屋しか
経営しておりませんが、条例が本制定される頃には
確実に撤退をすると思います。 バカバカしくて。
どうにもならんね。これは