20歳の頃


寿司屋で修行してた頃の話です。


料理人の世界にある独特の感性があります。



料理人で一番誇れる?格の高い?


料理人はと言うと。



頂上は



和食の板前です。


そして

和食の板前さんからみて、

さげすんで見るのが



寿司屋の板前です。




そして

寿司屋の板前さんからみて

さげすんで見るのが



居酒屋料理です。



一般の感覚で言うと

料理に格とかそんなもの無いでしょ?


とか思いますが


この世界には実際にあります。



寿司屋の若い衆時代


盛り付けのセンスが悪かったりすると

こんな言い方で兄弟子になじられました。


「居酒屋じゃねーんだからよ!」と



僕が最初勤めた寿司屋は

チェーン展開している安売りの寿司屋でした。


それでもそこに居た板前の兄弟子は



居酒屋よりは自分達が上である事を

誇示していました。








話を変えます。








今度は実際にお店を経営した時に

どの順番が儲かるかをあげてみます。





ぶっちぎりで


居酒屋です叫び






続いてうまくいった寿司屋


(かなり成功確立低いけど)






そして純然たる和食屋で新規に開業して

収益を上げられる可能性なんて、

当社の中村さんが禁酒出来る可能性ぐらい低いです。


(って言ってもわからないか・・・。)




ともあれ可能性が低いのです。




何故かと言うと。











何故かと言うと。












言っていいのかどうか非常に悩みましたが、




ずばり






ニーズが薄れてきてるから。






厳しく言うと極めてニーズが少ないからです。






世間で言う『老舗』って言うやつで残っている

和食店は別格ですが。




今後いわいる和食屋で成功するのは

とっても難しいと思います。





ポイントは



勿論

ニーズが全く無くなった訳では無い。




和食は日本人の心





なんて言ってても





僕でも本だしの味噌汁で育った世代




鰹昆布出汁の味噌汁にたまに出会うと

懐かしいと言うより、新しいと言うか嬉しい感覚になる。





そんな食文化になってしまったら

今まで成立してた和食屋さんでは到底太刀打ち出来ない。






でも


ちょこっと出し方や空間にこだわった和食屋は

大繁盛している。





ポイントはここなんです。






和食の板前は工夫をしなさすぎた。




居酒屋が一番儲かる理由はズバリ。




商売人は皆居酒屋を選択するから。




だから皆商売がうまい。




だから儲かる。




それだけの事






そろそろ結論



和食が偉いか?


居酒屋が偉いか?





ニーズを満たす事が一番偉い。



これが結論




一番駄目なのは



ニーズがない事をやり続けるオナ○ー



これが最悪




関わる全ての人を不幸にします。





そうならないように



気をつけないとっ耳