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桃色デイズ

最近はまっている乙女ゲームの「吉祥寺恋色デイズ」の妄想小説です。
あーいちゃいちゃしたい!という気持ちを全開に押し出して書いています。
***が名前。@@が名字を表しています。
置き換えて読んでみてください。

昨日は疲れてて、うっかりベッドに横たわったら眠っていた。

机の上に置いてあった携帯のメール音に気づかないほど爆睡していた。

それが敗因・・・。

朝、いつものように携帯のアラームが鳴って起きた時、メールの受信を知らせる青いランプが点滅していたのを見て、嫌な予感がした。


「まったくついてねー」


俺は寝癖をそのままに制服だけを着込むと、クロフネへと向かったが中にいたのはマスターだけだった。


譲二「あれ?***ちゃんならもう学校行ったよ。練習するんだって言って・・・おいっ」


息を切らした俺はマスターの言葉も途中に、学校に向かって走り出した。


いつもより早い時間に登校する生徒の数は疎らで、校門をくぐるとすぐ二人の姿を見つけた。

グランド横の休憩スペースに二人は仲良く練習をしている。

ハルは***の肩に手をまわし、***もハルの腰に手を回している。

リズムよく足を合わせて、笑顔で練習をする二人の姿は、傍から見たらカップルだ。


女子生徒1「種村君だー。二人三脚でるんだね。相手の子、うらやましいなー」


俺の横を通り過ぎる女達もハルの存在に気づいて会話を始める。


女子生徒2「ホント仲好さそう。付き合ってるのかな?」



「付き合ってなんかねーよ」


気づかれないように小声で反論する。

旅行のことで少しの我慢くらい必要だと思ったが、冗談じゃない。

やっぱり、***に他のヤローが触れるのなんか許せるわけがない。

それにしてもくっつきすぎだろ。

なんだ、ハルのあの顔。

うれしいけど***に気づかれないように我慢しようとして。

耳が赤くなる癖、思いっきり出てんじゃねーか。

***もあんな笑顔見せてんじゃねーよ。

朝飯を抜いた腹に黒いものがたまっていくのを感じる。

本当に余裕ねーな、俺。

あいつを信じていないわけじゃない。

信じていないのは俺自身。

こんな俺をずっと好きでいてくれるのか信じられない。

だから、早く***のすべてを手に入れてしまいたくなる。

本当に俺だけのものにしたくて。



ジッと二人を見つめていた俺の視線に気づいたのか、突然、***と視線がぶつかった。


***「あっ!いっちゃん」


うれしそうな声を上げたかと思うと、ハルの足が止まり、二人はバランスを崩して倒れる。


***「あっ!」


春樹「うわぁ」


ズサッと砂埃を立てて倒れた二人。

助けようと俺は手を前に差し出すが、数メートル先にいる二人に届くはずもなく、手は空を斬った。

急いで二人のもとに駆け寄る。

ハルが腕にすっぽりと***を抱え込んだおかげで、***はけが一つなさそうだった。

一瞬の間をおいて、***を抱きしめるハルの手に力がこもったように見えた。


「おいっ。二人とも大丈夫か?」


俺の問いかけに、ハルの手の力が抜けた。


***「大丈夫?ハル君?」


ハルの胸から顔を上げて、上体を起こすと、***の顔はみるみる青ざめていく。


春樹「ははっ。大丈夫。それより@@、怪我ない?」


***「私より、ハル君でしょ!」


埃だらけになったハルのジャージをパンパンと叩くと、怪我がないか見渡す。


春樹「俺は大丈夫だよ。それより、ほら、一護が来たんでしょ?行ってきなよ」


足に繋がれた緑色のハチマキをはずすと、ハルは俺を指さす。


***「でも・・・。保健室行ったほうが・・・」


春樹「大丈夫だって。これで練習終わり。後は本番頑張ろう・・・な?」


ポンポンと***の頭を叩くハルの耳はやはり赤くて、抱きしめてしまったことへの罪悪感からか、俺の顔を見ようとしない。


「ハルは空手で鍛えてるから大丈夫だってさ。ほらっ。立てよ」


立ち上がりやすいように***に手を差し伸べる。

その手につかまって立ち上がった***の手をぎゅっと握りしめると、


「ハル。助けてくれて、サンキュ」


ハルの気持ちを見ていないように礼を言い、***を連れて足早に校舎へと向かった。