必ず外れる | MGエンジニアリングのブログ

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ヘリコプター/航空機/機材の設計開発・製造支援・生産技術支援の会社を経営し、色々な想いをブログに綴って行きます。。。


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手動式消火バケット用メカニカルヒューズ(緊急切離し装置)
2012年モデル



ヘリコプター用手動式消火バケットは

機上で操作員が、消火バケットの操作ロープを引張り

開閉扉を操作し、水を放水します


その操作ロープは操作しない時どうしているのか?

飛行中にずっと操作員が手にしているのだろうか

それとも、機上のどこかに固定されているのだろうか



人間はとっさの場合、手を握る、又は手に力が入る習性がある

例えば バイクの免許を取得する場合など

実技でバイクから手を離す授業があるようにです


ヘリコプターで消火活動中

消火バケットを吊下げ、操作員が操作ロープを

手で持っている時、何らかの影響で

消火バケットを緊急で切離すと


消火バケットはカーゴフックより切離される

その時、操作ロープを操作員が強く握ってしまったら・・・



なので、操作ロープは消火バケットを操作する以外に

手で持たない方が安全だと考え

緊急切離し装置をかいして機上のどこかに

固定するほうが良いと考えます


操作ロープを直接 機上に固定する事など

 もってのほかです



そして、必ず切離される、緊急切離し装置

事前に、本当に切離されるか確認できる方が良いと思います




しかし・・・・

製品の販売として考えますと、市販品の吊金具など

安全率が何倍だとか、壊れない保証の製品が色々あります

もちろん需要もあると思いますが


壊れる保証?もしくは絶対離れる保証?

そんな製品はめったにありませんので

物凄く限定された箇所にしか使えません



良いのか悪いのか・・・










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